グローバルレポート|ゴールデンウイーク期間中の回復で輝きを増す中国国内ツーリズム

日経アジア 2020年10月1日

コロナウイルスパンデミックのため海外での休暇が難しい中、中国人は10月1日からスタートしている国慶節期間中国内旅行に出かけている。

  • Trip.comによる今年の7日間の休暇中約6億人超が旅行に出かけている。この数は昨年の7億8000万人には及ばないもののツーリズムは堅調な回復を示していると言える。「毎年海外に休暇で出かけていましたが、今年は国内旅行にしなくてはなりませんでした。三亜に行けば費用が節約できると思ってましたが、私が宿泊するホテルは通常よりも50% も高いと聞いて驚きました」と三亜に旅行する29歳の上海在住の女性は語る。ビーチリゾートのホテル価格は急騰、場所によっては2倍にもなっている。Trip.comの分析によると上海の高級ホテルは国慶節期間中は通常の20%割高となっている。今シーズのトップの旅行先は武漢。
  • 旅客機も回復している。中国南方航空国内需要は8月、今年始めの需要の約20%減程度となっている。旅行代理店によっては10月の需要は昨年の10%超となると予測する。中国国内の10月の航空旅客需要はコロナウイルス拡散が始まって始めて昨年を上回るかもしれない。
  • 地方政府はこの休暇を消費増に使おうとしている。ハルビンでは2億元(約USD29百万)規模の旅行券、映画チケット、他を発行、山東省では150百万元の買い物券発行を計画している。約20の省、都市が同様のインセンティブを計画している。
  • 大都市、地方都市の小売業、レストランは厳しい状況。8月の店頭、大規模モールの売上は3.4%減。一方レストランの売り上げは7%減。コロナウイルス拡散以来小売売り上げが始めてプラスに転じたものの、それは多くはオンラインバーゲンによるものだった。
  • コロナウイルスの第二波、第三波は懸念されている。政府は9月18日、映画館、他観光地の運営者に対し全体の収容人数の75%までにするようにとした。またクラスター発生のためミャンマーの国境を封鎖している。

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