グローバルレポート|ラグジュアリー業界の経営者はCovid19にも拘らず上昇志向

ファッションネットワーク 2020年10月17日

  • フランスのコンサルタントグループMADの調査によると、現在の問題の多い時期にも拘らず、世界のラグジュアリーグループのトップエグゼクティブは非常に自信を持ち、また前向きであるという結果が出た。9月の初旬、MADはラグジュアリー業界の様々な分野の経営者57名にインタビューを行った。調査によるとインタビューを行った企業の49%は2021年に2019年レベルの売り上げに達し、69%は2022年に同等のレベルに達すると回答した。30%は回復に2年以上要すると回答した。COVID19にも拘らず、ラグジュアリー業界は航空業界、ツーリズム業界よりも回復力が強いようだ。これは経済危機に際しても強い回復力があるという事を示している。2020年は単に”異常で、時間の経過とともに限られた結果のみを生んだ期間”となるだろう。
  • 来年は業界は再び成長するだろうが、これはCOVID以前に戻ることではない。経営陣たちは次なる四半期は以下三つの要素で成長すると考える。それは さらに充実した顧客情報(回答者の62%)、中国、そして現地の消費(回答者の60%)、新たな流通戦略(回答者の45%)。調査を行った一人、Mesminは「店舗の開店により中国での投資が加速する中、ヨーロッパでは小売、そしてスタッフの合理化が急速に進みます。伝統的な高級ショッピング街の店舗の家賃支払いについては、人気がなくなってしまった通りではブランドはツーリストが戻りまた活気を取り戻すのを待つことはなく、素早く削減してゆかなくてはなりません。」と語る。
  • すでに実店舗とデジタルショッピングの壁がなくなってしまった現在、流通にも大きな変化が訪れる。例えば、ロックダウン期間中、ウエッブでショップアシスタントとビデオで繋がり、リモートで仮想顧客と店舗で販売ができた。
  • 回答者の80%が中国の現地の需要に対して準備ができていると感じているが、他の分野ではまだ不十分と感じている。特にいかに顧客情報を得て、利用するかを含むビックデータに関してだ。ラグジュアリー業界の経営陣は「データマネージメントを通して価値を創造し(回答者の55%)、顧客中心主義(回答者の45%)とする事がまだ十分でない」と感じている。
  • 回答者37%のもう一つの関心事はスタッフのモーティベーションの維持。特に小売部門ではスタッフは道徳的、心理的に落ち込んでおり、多くの経営者はその対象方法を見つけあぐねている。
  • 今後18カ月間で企業が投資すべき優先順位として以下5つが挙げられた。E-コマース(回答者の86%)、デジタルコミュニケーション(回答者の74%)、CRMツール(回答者の61%)中国小売(回答者の57%)、顧客経験(回答者の53%)。さらにデジタル化し、顧客中心主義であり、中国マーケットに依存するCovid後の世界を反映しているのがこのトップ 5であり、これは一貫しており、何も驚く事ではないと、報告書は締め括っている。今後投資を継続し続け、特に積極的な、資金力のある主要グループで経済規模と交渉力を兼ね備えた能力のあるプレーヤーと投資力のないプレーヤーの間には明らかな差があり、それは拡大するだろう。「将来的には企業の財務報告書が15%の増加を占めるところと、20%のマイナスとなるところが出てくるだろう」とMesminは予測する。

https://us.fashionnetwork.com/news/Luxury-industry-decision-makers-stay-upbeat-despite-covid-19,1252381.html

0コメント

  • 1000 / 1000