グローバルレポート|旅行制限がすべての地域に影響を及ぼし、海外ツーリズムは70%減

UNWTOプレスリリース  2020年10月27日

COVID19パンデミックによる旅行制限は世界のツーリズムに大きな影響を及ぼしており、UNWTOの最新のデータも2020年8ヶ月間で海外到着数70%減を記録している。

  • UNWTO発表の最新のワールドツーリズムバロメーターによると海外到着数は7月81%減、8月79%減という結果だった。今まではこの2ヶ月は1年で最も忙しく、北半球では夏のピークシーズンであった。8月までの到着数は2019年と比較し7億人減少しており、それは世界のツーリズムの輸出収入のUSD7300億減に相当する。これは2009年の世界経済危機の8倍以上の損失に匹敵している。「この予想外の減少は社会的、そして経済的にも重要な影響を与え、何百万人もの人々の雇用、ビジネスを危機にさらします。タイムリーにそして協力して安全なツーリズムを再開する必要があるということです。」とUNWTOの事務局長は述べる。
  • 回復は短期のまま:世界全ての地域で今年最初の8ヶ月間での到着は大きく落ち込んでいる。最初にCOVID 19の影響を受けたアジア太平洋地域到着数は79%減、アフリカ、中東がともに69%減、ヨーロッパが68%減、アメリカが65%減。国境封鎖の徐々の再開により、ヨーロッパは7月(-72%)、8月(-69%)と減少が小さくなった。しかし、回復は短期であり汚染拡大により再度旅行制限が再開されている。アジア、太平洋地域は両月ともに大きく減少(−96%)し、中国、他主要観光地の境界線は閉ざされている。パンデミックへの懸念、自信の喪失を反映し、旅行需要は未だに停滞しており、UNWTOは2020年全体で70%減を予想している。
  • 海外の需要回復は2021年第三四半期迄に予想される:UNWTOの専門家パネルは海外ツーリズムの回復は2021年、第3四半期頃と予想している。しかし、専門家の20%は回復が実現できるのは2022年としている。なかなか進まないウイルスの封じ込め、消費者の自信喪失など海外ツーリズム回復のための壁が立ちはだかり、旅行規制が継続される。調和のとれた旅行プロトコル、旅行制限が各国足並みがそろわず、さらに経済環境の悪化もあり、それらが回復の遅れの障害になっているとも専門家は指摘している。

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