グローバルレポート|2020年日本の旅行収支はパンデミックがインバウンドツーリズムに影響を与え79%減となった。

共同ニュース 2021年2月8日

  • 2020年の日本の旅行収支は昨年度と比較し5分の1に縮小。これは2015年に黒字に転じて以来の減少だった。海外観光客が日本で消費した金額対日本人が海外で消費した金額の差額は1996年から比較データを取り始めて以来、79.2%減となり2019年の2兆7,000億円から5,621億円となった。しかし、2020年の旅行収支は6年連続の黒字となっている。2014年の444億円の赤字に続き、2015年は始めて1兆900億円の黒字を記録。2011年に東日本大震災、それに続く福島の原発の問題で、旅行収支は1兆3000億円のマイナスとなったがそれ以降2019年までは海外旅行者の増加により収支はプラスとなっていた。
  • 国際貿易上最も広く知られている経常収支の黒字は2019年から13.8%減少し、17兆7000億円となり2015年の16兆5200億円以来最低の水準となった。
  • 2020年貿易収支は5年連続のプラスとなり前年の8倍の3兆500億円となった。原油価格などエネルギー資源価格の下落による輸入15.0%の減少はパンデミックによる自動車、自動車部品の低迷の中輸出の11.4%の減少の影響を上回った。
  • 旅行収支の不振により貨物船を含むサービス貿易は2019年の1,248億円の初の黒字に続き、昨年は3兆5,400億円の赤字となり、これは2012年の3兆8100億円来の最大の赤字となった。
  • 海外投資収益率を反映するプライマリーインカム収支は2019年過去最高の21兆4,000億円から3.2%の減少したものの1996年来4番目に大きな20兆7,200億円の黒字となった。
  • 中国で2019年末最初にウイルスが発見された後多くの国は世界のウイルス拡散に対処するために厳格な旅行制限を課した。観光庁によると2020年日本を訪問した外国人は412万人。日本は近年地域経済活性化を目標に成長戦略の柱としてインバウンドツーリズムを促進していた。昨年は前年の3,188万人から87.1%下落。日本はもともと東京オリンピック、パラリンピックを昨夏予定していたが、パンデミックのため1年間延期となっている。2019年までは中国、韓国、台湾からの旅行者を含み、海外の旅行者が増加し続けており7年連続で過去最高を記録していた。
  • 12月単月で日本は経常収支は黒字の1兆1700億円。前年度の5,449億円のほぼ倍となり78ヶ月連続の黒字。12月、日本の貿易黒字は9,651億円でサービス貿易赤字は3,435億円。プライマリインカムは6,492億円の黒字だった。

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