グローバルレポート|昨年のUSD4.5兆の損失の後、世界の旅行業界は素早いリバウンドを望む。

フォーチュン 2021年5月26日

WTTCは旅行業界の昨年の損失がUSD4.5兆に、62百万の雇用が失われたとし、また航空業界だけでもUSD1,260億、そして今年もさらにUSD480の損失を見込んでいると発表。ワクチン接種キャンペーンは政府関係者に新たな自信をもたらし、旅行者を歓迎する気運にあるが、時間が問題となっている。現在旅行を計画している者にとって、様々な世界のルールに従うのは難しい状況となっている。以下地域の旅行開放状況をみてみる。

ヨーロッパ

EUの大使は先週ワクチン接種済みの人、安全と言われている国からの旅行者を受け入れると発表。スペインは31日より旅行者がワクチン接種済みであれば英国、日本からの旅行者を受け入れるとし、米国を含む他の国に対しては6月7日より受け入れ可能とした。ギリシャは今月よりEU,他21カ国の旅行者に対し、ワクチン接種済み、検査証明を提出すれば旅行者を受け入れると発表し、既に旅行者が入国。クロアチアも既に開放している。デルタ航空、UAは今年の夏、NYからドブロブニクへの直行便再開を発表している。

アジア

アジアの一部地域ではウイルス感染が拡大しており、再開には慎重。香港、シンガポールは検疫なしのトラベルバブルを再度延期した。香港はワクチン接種を受けていない旅行者の強制検疫を延長。中国は今月遼寧省で新たな感染者が出たため、料金所、飛行場、駅などでチェックポイントを設け、そこでは旅行者はウイルス陰性証明を見せなくてはならない。タイは昨年国境閉鎖し、ウイルス拡散を抑えた。その後徐々に海外旅行者を受け入れたものの、3月末に再度感染が拡大し、またもとの厳しい規制を復活させている。

中東、アフリカ

パンデミックが最悪の状態であった昨年時UAEは国境封鎖し、飛行場も閉鎖した。首都アブダビは現在もワクチン接種者に対しても検疫を義務付けている。しかし、ドバイは昨年の7月より陰性の検査証明提出で旅行者を受け入れている。ドバイはヨーロッパからの旅行者をソーシャルディスタンス、マスク着用で受け入れている。一方サウジアラビアはツーリストを受け入れていない。サウジアラビア市民は今月よりワクチン接種済みで、ウイルスから回復した者は海外旅行が可能となっている。エジプトは感染の次の波でも海外旅行者を受け入れようとしている。入国前に陰性証明が必要となっている。

米国、カナダ

米国は引き続きヨーロッパ、中国、インド、ブラジル、他からの旅行者の入国を禁止。米国市民を含む、インバウンド旅行者も搭乗前に検査をパスしなくてはならない。国務省は世界のほとんどの国はリスクがあるとして海外旅行をしないように呼びかけている。米国、カナダの不要不急の旅行は6月21日まで禁止。米国の国内旅行は2019年レベルに戻っており、旅行業界関係者はバイデン政権が海外旅行者に対して慎重になりすぎている事に対して、焦りを感じている。

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