グローバルレポート|世界の小売店舗が中国のショッパーをいかに魅了するか。

Jing Daily 2021年6月22 日

中国人移民、海外留学生、アウトバウンド旅行者らはCOVID19以前はラグジュアリーブランドの主要な消費者であった。さらに彼らは海外ブランド、小売店の価値ある消費者であり、ソーシャルメディアでも大きな影響を与えてきた。しかし、パンデミックで香港やヨーロッパの人気ショッピング街から彼らの姿は消え、海外の留学生もその多くは中国に帰国。今では中国でのラグジュアリー製品の消費は2020年には2倍となっている。一部のラグジュアリープレーヤーはこのパンデミックを利用し、中国市場を再編。以下は海外ラグジュアリー小売がパンデミック発生以来実施した成功例。

  1. ローカルマーケットでブランド認知度を上げるには独自にキュレーションしたソーシャルコンテンツが必要;ラグジュアリーブランドが直接顧客にアプローチする中、小売業者は付加価値のあるサービス、商品を提供しようとする。中国は独自のユニークなソーシャル、デジタルエコシステムを持っているため、独自のブランドイメージを保持しつつ、中国マーケット参入にはローカルの社会文化的観点から参入する必要がある。Farfetch,Net-A-Porter,SSENSEはソーシャルコンテンツをキュレーションすることで業界をリード。Farfetchはドラッグクイーンらとコラボして動画作成し、オフラインパーティーを開催。Net-A-PorterとSSENSEは中国でライブストリーミング、デジタル出版を実施。
  2. セレブの力を活用することで、小売店は認知度を高めることが可能:小売店舗は中国人のセレブ、KOLの影響力を活用。例えばNet-A-Porterは俳優のZhan Binbinとコラボしショッピングフェスティバルを開催。Farfetchは102百万人のフォロワーがいる女優Angelababyとのコラボを発表。さらにTmall 店舗開店キャンペーンには若者のアイドル、Lariena Song,Fei Qimingを起用。またファッションKOLと協働で地方のファッション促進のためワードローブの提案などを行う。これらにより、世界の小売店舗は幅広く中国の顧客ベースを拡大できる。
  3. フィジカルにつながることは富裕層にとって重要な意味を持つ:オンラインだけでなく、富裕層個人にはフィジカルなアプローチも重要。ミュンヘンのラグジュアリーEコマースMytheresaは5月に北京でプライベートイベントを実施。デザイナーYe Ming Zi、Huasheng MediaのLucia Liu、を招きイベントを開催。ハロッヅは店舗を開店するのではなく、上海、北京にレジデンスプロジェクトをオープン。そこで予約限定でオフラインイベントを開催したり、ウイスキーのテイスティングなど同じような興味を持つ顧客をよんでいる。英国文化の中でのプライベートショッピングはハロッヅのDNAを直接顧客に伝えるのに役立つ。

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