グローバルレポート|いかにラグジュアリーブランドが顧客獲得のためテクノロジーをつかうのか?

Jing Daily 2021年7月22日

ハイテク技術を駆使してコスト削減し、効率を向上させ、顧客体験を拡大することが今は一般的となっている。しかし、ラグジュアリーブランドはさらに研ぎ澄まされた技術を使うことで革新を進めている。

  • 新たな技術の導入のパイオニアともいえるバーバリーは偽物を見分けるためのAIを採用。EntrupyのAIを使用し、その先進的アルゴリズムにより偽物を見分けている。また在庫管理のために無線周波数識別(RFID)を採用。可視性を高め、在庫の有無、倉庫管理をより効率的に行うことができる。システム、ハードウエアーは高価だが、長期的にみると従来のバーコード管理よりもコスト削減につながる。
  • プラダは顧客の経験をより拡大し、購買につなげるための洗練されたAI、Adobe Experience Cloudソリューションを採用。マーケティング活動をサポートし、より良い経験を顧客に提供している。また顧客管理プラットフォーム、Sprinklerとパートナーを組み、顧客とデジタルスペースで繋がっている。
  • Alibabaは顧客中心のマーケティング活動に機械学習とAIを採用。バーチャルアシスタント、チャボットはスマートな会話が出来、顧客の問い合わせに答え、売り上げを増やすために個別の返答ができる。またGuessと提携し、顧客がTaobaoQRコード、もしくは顔認識でチェックインできる店舗を香港にオープン。スマートミラーが顧客の以前の買い物を把握し、好みにあった商品を勧めることが可能。
  • ルイヴィトンはパンデミック期間中、商品開発、サプライチェーン管理、カスタマーサポートにAIの使用を推進した。またAlphabet Inc.とのパートナーシップの元、予測の精度を高め、在庫最適化をすすめた。

今日主要ラグジュアリーブランドはどこに拠点を拡大するかを技術を駆使して探っている。特に中国のような広大で、多様なマーケットには最適で、その結果AlibabaもしくはJD.comのような企業とパートナーシップを組み、ロケーションインテリジェンスによりそれぞれの地域での将来の売り上げトレンドを予測できる。

技術を更新することによるROIの試算は複雑。初期投資は高額で、リスクも高いが変革を促し、エンドユーザーとより近くなる。またブランドが顧客の理解をより深める助けとなる。そして先端技術の採用で顧客をより深く理解することはビジネス戦略をアップグレードさせ、買い上げを増やし、売上、収益を増やすことにつながる。


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