グローバルレポート|2021年富裕層はラグジュアリーをどう定義するか

Jing Daily 2021年8月10日

ラグジュアリーコンサルティング会社,アジリティーリサーチ&ストラテジーが2021年2月から4月にかけ1000人以上の米国、中国、インド、英国、フランス、日本の富裕層を対象に調査を行い、2021年アジリティーグローバルミリオネアラグジュアリーレポートを発表した。

  • インド、中国、米国の富裕層は世界で最も楽観的という結果が出た。中国、米国は他の国よりも早く世界のパンデミックに対処してきた。経済も早く回復している。従って消費者の自信もあるということは当然の事である。
  • 中国では富裕層の63%が将来の経済情勢には楽観的であり、可処分所得も増えると予測。一方29%は自らの経済状況は同等に留まるとし、8%は可処分所得が減ると予測。米国では回答者の64%は楽観的。27%は彼らの経済目標は変わらないとし、9%が悲観的となった。
  • 中国の個人富裕層の35%,回答者の26%は今後6ヶ月間でスキンケアに消費を費やすとし、他スマホ、ファッション雑貨が続く。中国人富裕層の34%はこれら裁量消費分野の消費を増やすとしている。またビンテージラグジュアリーも人気で、回答者の41%は将来ビンテージラグジュアリー消費をすると回答。
  • 米国の消費者はラグジュアリーを従来通り品質が高く、希少性があるものとし、ミレニアム富裕層は健康、ウエルネスが新しいラグジュアリーと考えている。中国ではラグジュアリーが進化しており、新たな価値を見出している。それは自由、楽しみ、健康に関連付けられる。中国の富裕層には未だにラグジュアリーをステータスと関連づける人もいるが、調査では新たなラグジュアリーが持続可能生を提供している。北京の30代の富裕層はラグジュアリーとは環境に優しい選択をすることとしている。調査では中国の富裕層の88%がブランドがエシカルであるかを気にかけているという結果が出ている。
  • 英国、インドでは海外旅行をしたいという気持ちが強いが、中国、米国、日本の富裕層は今後12ヶ月はまだ国内旅行をしようと考えている。規制を無視してまでも海外旅行をしたいと考えている中国人富裕層が行きたいと思っている目的地は日本、フランス、イタリア。
  • パンデミック前まではヨーロッパを訪れる中国人アウトバウンドツーリストは毎年増加していた。2019年中国人が最も訪れたヨーロッパ地域は中央、東ヨーロッパ。現金が不足している中央、東ヨーロッパの国々は中国人富裕層の回復が観光産業の救世主となる。他ラグジュアリー産業についても中国の依存はますます高まる。

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