DX化で持続可能なクラフトツーリズムを実現

【USPジャパンの視点】

① 地域固有の魅力あるコンテンツを体験できる観光商品「クラフトツーリズム」の企画・発信に取り組むプロジェクト9月よりスタート。

② 海外向けに日本のクラフトツーリズムを紹介するオンラインエキシビジョンの開催、世界各国のセレクトショップやギャラリーにおいてVR/アバター接客技術を用いた日本各地の工芸や文化を体感できるワークショップなどを開催するなど、画期的な取り組み。

③ 2019年までの訪日隆盛期においても置き去りにされていた「伝統的な逸品のクローズアップ」に、afterコロナでどれだけ注力できるかに注目したい。


【概要】

LOCAL CRAFT JAPANは、日本全国の地場産業・産地において継承されている伝統的な技術、文化、そして職人達の独自性を題材として、地域固有の魅力あるコンテンツを体験できる観光商品「クラフトツーリズム」の企画・発信に取り組むプロジェクトです。

クラフトツーリズムのDX化を推進してAfterコロナを見込んだ訪日意欲増進を目指すことと並行して、産地側の受入基盤構築、ツアー造成、情報発信、チャネル開拓に取り組み、来日導線を確立することで、本事業終了後も日本の伝統工芸・伝統産業の継承と持続可能な観光の実現に貢献することを目指します。

日本の文化を支える伝統工芸が危機に直面

全国各地に根ざす伝統工芸・伝統産業は、技、精神性、伝統など日本固有の文化を支える独自性を有していますが、伝統産業産品の販売数は減少の一途を辿っており、また、職人の高齢化による事業継承も大きな課題となっています。

新型コロナウイルスの感染拡大後は廃業の危機に瀕している工房がさらに増加し、2020年5月に行われた「伝統産業従事者新型コロナウイルス影響調査」では、約40%の事業者が年内に廃業を検討せざるをえない見通しであることが発表されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大により日本の伝統産業事業者の事業継続が危機に直面しています。

本事業により加速するクラフトツーリズムのDX化と受入基盤整備

伝統的な技術、文化を継承する産地や職人達の独自性を活かしたクラフトツーリズムは、インバウンド富裕層のトレンドとサステナブルツーリズムへのニーズの高まりに対して十分に応えられるポテンシャルを有しています。

一方で、クラフトツーリズムを実施する産地側の高付加価値なメニュー開発、人材確保と育成、そして旅マエ・旅ナカでの情報発信が不十分であり、機会損失を生み出しています。

また、これらの産地では越境ECに対応しているところが少なく、旅マエ・旅アトの商品購買ニーズの取りこぼしが大きいため、地域経済活性化の機会を逸しています。

そこで本事業では、海外向けに日本のクラフトツーリズムを紹介するオンラインエキシビジョンの開催、世界各国のセレクトショップやギャラリーにおいてVR/アバター接客技術を用いた日本各地の工芸や文化を体感できるワークショップなどを開催し、多面的にクラフトツーリズムの魅力をプロモーションします。

日本の伝統工芸・伝統産業の継承と持続可能な地域社会の実現に向けた将来展望

2022年春には旅行者がクラフトツーリズムを検索・予約が可能なポータルWEBサイトの公開、2022年度以降はクラフトツーリズムのオンラインエキシビジョンを定期開催し、日本の伝統工芸・伝統産業のファンを国内外で増やしていくことを目指します。

また、旅行商品としてのクラフトツーリズムだけでなく、旅マエ・旅アトの商品購買ニーズに応えるべく、各国の流通パートナーと連携したEコマース機能も充実していく予定です。

日本の伝統工芸・伝統産業の継承、持続可能な観光の実現、ひいてはSDGsターゲット8-9「2030年までに、地方の文化や産品を広め、働く場所をつくりだす持続可能な観光業を、政策をつくり、実施していく」に貢献することを目指します。


【引用元】

https://www.mitemo.co.jp/info/210824/

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