グローバルレポート|8月の気まぐれな統計報告にもかかわず、中国小売売上は好調

アジアタイムス 2021年9月16日

  • アジアタイムスの分析によると、中国の8月の小売売上の不振は季節的要因にすぎないとのこと。国家統計局の報告によると中国の小売売上はアナリストの予測7%増から前年比2.5%増にとどまり、中国の消費者銘柄は大幅に下落。CSI300Indexで消費者裁量、消費者ステープル銘柄が2.6%減を記録。この2.5%という数字は2020年度の小売売上の乱高下を反映したもので、基本的なトレンドを示すものではない。今日現在2020年の最初の8ヶ月間と比較すると小売売上は18.1%上昇。さらに正確な中国のデータは前年比10%増を示す。米国とは違い、中国の統計局は季節の調整を含まずデータを公表している。
  • アジアタイムスは小売売上データ取得のため季節性変動を調整する2つの方法を使用。その結果、季節的要因を加味すると前年比10%増となった。以下表は中国の小売売上データとTRAMOメソッドを使った季節要因調整を加味したもの。中国の政策担当者は成長源として国内消費の重要性を強調している。一時的な要因として2021年のGDP成長については突出した大量の輸出を挙げている。
  • また政策決定に重要な要因はCNY為替レート。小売売上報告の後、ドルに対してCNY高となっている。小売統計発表の後、欧米系メディアのアナリストは経済の弱体化の答えとして中国の金融緩和を予測。それはCNY安を示しているが、しかしマーケットは逆の方向に反応。8月の中国輸出は米ドルベースでみると前年比26%増。COVID関連中国商品の需要増により海外の売上落ち込みなく、CNY高の余地があった。CNY高は年率10%近くになっている生産者物価上昇を抑え、国内消費を支えることができる。

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