中秋節、国慶節 コロナ禍における中国人の「旅行」トレンド

【USPジャパンの視点】

要約

① 中国は新型コロナウイルス感染症をある程度抑え込んできており、海外旅行ができない現状は国内旅行がブームと言ってもよいほど盛んである。

② 大型連休の旅行先として「大都市」を選択する傾向があり、その具体的な行き先は「ユニバーサル・スタジオ・北京」などに代表される有名な観光地が中心。

③ 一方で大都市に住んでいる人では、「私家団」と呼ばれる少人数の個人旅行が急増しており、行き先も自然が豊かな所を選んでいる。

解説

★ ゼロコロナ政策が功を奏して感染が抑え込まれていたため、人々はここ数ヶ月国内旅行を楽しんでいる。ここにきて感染者数が増加傾向だが、恐らく秋の連休の行動抑制には至らないだろう。

 旅行に関するニュースや現地情報で多いのが、感染症を危惧して密を避ける「自然景勝地旅行」、建党100周年を意識して革命の史跡を辿る「紅色旅行」、ステイホームからの解放を心から楽しむ「テーマパーク旅行」などだ。

 こうした中で私たちは直近の中国国内トラベルトレンドから、渡航解禁以降の訪日で求められることを学習し予見しておく必要がある。

 ひとつは上記の中国旅行トレンドを日本に当てはめたコンテンツ、「自然を求める地方旅行」「アドベンチャーツーリズム」「テーマパーク旅行」など、もう一つは中国国内ではどうしても体験できない日本らしいコンテンツ、「多彩かつ和文化が感じられるグルメやショッピング、エンタメ施設」などで、その両視点は押さえておく必要がありそうだ。




【記事の概要】 

 中国では、今年は9月19~21日が中秋節の3連休です。10月の初めには国慶節(建国記念日)の7連休もあり、毎年、この時期に旅行の計画を立てる中国人も多いようです。コロナ禍で気軽に海外旅行ができないのは日本人と同じですが、中国国内の旅行需要は今年も一定程度あるようです。昨今の中国人はどのような旅行を好むのでしょうか。

「省をまたぐ旅行」大幅増加

 中国のオンライン旅行大手、トリップドットコム傘下の「携程研究院」が9月7日に発表した秋季旅行に関する予測リポートによると、今年の中秋節と国慶節に「省をまたぐ旅行」を予約した人数は夏季休暇シーズンの8月よりも大幅に増加しました。

 同リポートで紹介されている人気の旅行先は、

1位 北京

2位 上海

3位 広州(広東省)

4位 杭州(浙江省)

5位 成都(四川省)

6位 三亜(海南省)

7位 深セン(広東省)

8位 重慶(四川省)

9位 珠海(広東省)

10位 武漢(湖北省)

の順となっています。このランキングを見ると、昨年の同時期とほとんど変わっておらず、大型連休の旅行先として「大都市」を選択する傾向があることが分かります。

 具体的な目的地としては、

1位 ユニバーサル・スタジオ・北京

2位 長隆歓楽世界(広東省、遊園地)

3位 上海ディズニーランド

4位 故宮博物院(北京市、中国の歴代皇帝が集めた歴史的文化財を展示する博物館)

5位 上海海昌海洋公園(上海市、テーマパーク)

の順で、有名な観光地が中心となっており、これらに行くためにその大都市を目指しているのだということが分かります。


一方、大都市に住む人々は一体どこに向かっているのかというと、昨今は地方を目指す傾向があり、それはコロナ禍になって以降、特に顕著となっています。

 また、“密”が懸念される上、自由時間が少ない団体旅行よりも、「私家団」と呼ばれる少人数の個人旅行をする人が急増しており、行き先も有名観光地ではなく、自然が豊かな所を選んでいます。

 同リポートにある「私家団」の人気の目的地は、

1位 貴陽(貴州省)

2位 フルンボイル(内モンゴル自治区)

3位 成都(四川省)

4位 三亜(海南省)

5位 ウルムチ(新彊ウイグル自治区)

6位 九寨溝(四川省)

7位 フフホト(内モンゴル自治区)

8位 西寧(青海省)

9位 恩施(湖北省)

10位 黄山(安徽省)

の順でした。

 これらの都市に共通するのは、北京や上海などの都市とは景観が大きく異なり、異文化を感じられる所、そして、少数民族が多い所という点です。まだ、世界中で新型コロナの感染拡大が落ち着いていないので、海外旅行に行くことは困難ですが、中国は国土が広大で、国内にいながら異なる文化を体験できる場所が多く、個人旅行では、そうした所を目指していく人が増えているのです。

 このところ、中国では福建省などを中心に新型コロナの感染が再拡大し、警戒感が高まっています。そうしたことから、国内線の飛行機に乗るよりも、マイカーやレンタカーを借りて、陸路で移動しようとする人も少なくありません。少人数で、できるだけ人混みを避けて旅行をするという意味では、日本人と同様だといえるでしょう。



【引用元】

https://otonanswer.jp/post/96327/



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