オーストラリア、12/1から日本人旅行者を隔離なしで受け入れへ

【USPジャパンの視点】

要約

① オーストラリア連邦政府は、2021年12月1日から日本からの渡航する日本国籍者を対象に隔離なしでの受入れを再開する方針を発表した。入国の条件は、オーストラリアで承認された新型コロナウイルスワクチンの完全な接種とPCR検査による陰性証明。

② EUは来年3月、ニュージーランドは来年4月など、その他の国も次々と渡航解禁時期の方針を明示し始めている。

解説

★ 世界各国の感染状況が劇的に改善したわけではないが、新型コロナウイルス感染症による犠牲者への悼みに匹敵するほど、観光事業者の命や経済低迷を放置できない状況にある。

 貢献度の高いターゲット(豪州にとっての日本人)に向けてのメッセージのような強い意思表示はなくても、各国は国を開く時期を明示して海外旅行のプランに自国がエントリーされることを期待している。この情報が早いほど「海外旅行に飢えたツーリスト」に刺さることは間違いない。

 一方、日本は来年1月のGoToトラベル実施以降の感染状況の検証を経てから国際観光の再開へのメッセージ発信というステップ感だろう。

 観光関連事業者以外の「感染拡大=訪日外国人」といった偏見を払しょくして早期の対外メッセージを出すことが、海外顧客の訪問地の選択肢として日本が上位にあがることになるが…。



【概要】

 オーストラリア連邦政府は、2021年12月1日から日本からの渡航する日本国籍者を対象に隔離なしでの受入れを再開する方針を発表した。今回の発表は、オーストラリア政府による段階的な国境再開によるもの。11月21日には、シンガポールからの隔離なしでの渡航者を受け入れている。

 日本からの隔離なしでの入国の条件は、オーストラリア保健省薬品・医療品行政が承認した新型コロナウイルスワクチンの完全な接種とPCR検査による陰性証明。入国はニュー・サウス・ウェールズ州、ビクトリア州、オーストラリア首都特別地域からの必要があり、他州への移動では最新の移動規制に従う必要がある。

 オーストラリア政府観光局長は、「オーストラリアの観光産業にとって、最も重要な市場のひとつである日本からの訪問者数を回復させるための重要なステップであり、大変喜ばしく思います。」とコメントを発表。日本人旅行者の再訪のために新たなキャンペーンを計画している。


EUでは来年3月からすべてのワクチン接種者の入国を承認へ

 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、2022年3月から現行の入国制限解除国リストを廃止するように加盟国に求めた。EU域外からの不要不急の旅行について、その枠組みを簡素化するためのもの。現在このリストには約20カ国が掲載されている。加盟国がこの勧告を認めれば、EU承認のワクチンの接種を完了した旅行者は、国・地域に関わらずEU加盟国への入国が可能になる。

 また、欧州委員会は、ワクチンの有効期限として、1回目の接種完了から9ヶ月間と設定した。

 さらに、欧州医薬品庁によって承認されていなくても、世界保健機関(WHO)が緊急使用として認めたワクチンの接種者についても、来年1月10日から入国を認めるべきと勧告した。このワクチンには中国のシノフォームやシノヴァクも含まれることから、中国人旅行者の受け入れも認めることになる。ただし、出発前にPCR検査の陰性証明を取得する必要がある。


ニュージーランドは来年4月から受け入れ、 水際対策を緩和しコロナとの共存へ方針転換

 ニュージーランド政府が、2022年1月から海外在住の自国民の帰国、4月からは海外からの観光客の受け入れを認めると発表した。

 ニュージーランドは現在、海外からの観光客の入国を禁止し、自国民の帰国については、到着後2週間、軍が管理するホテルでの隔離が義務付けられている。

 ニュージーランドは、パンデミック中、厳しい水際対策を実施し、新型コロナの封じ込めを目指していたが、8月に入ると感染者が増加。10月にはその基本戦略を見直さざるを得なくなった。今回、国内のワクチン接種率が84%に上がっていることから、厳格な水際対策を見直すことにした。

 政府は、水際対策緩和後もすべての入国者に少なくとも7日間の隔離を求める予定。ワクチン接種済みのニュージーランド国民は1月16日からオーストラリアからの帰国が可能になり、2月13日からは他の国からの帰国も認められる。観光客の入国は、高リスク国を除き、ワクチン接種証明と検査での陰性証明の提示を条件に4月30日から認める予定だ。

 また、政府は12月2日からオークランドでバーやレストラン、ジムなどの屋内施設の再開を認めると発表。オークランドでは現在、90日以上にわたるロックダウンが続いている。



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