グローバルレポート|コロナウイルスパンデミック、今年は世界のツーリズムにUSD2兆の損失をもたらす。

ワールド エコノミック フォーラム 11月30日

  • コロナウイルスパンデミックが2021年ツーリズム業界に与える影響は、USD2兆の損失と予測。
  • UN傘下の観光部門は、業界の回復は「脆弱」で「遅い」と評価。
  • UNWTOのデータによると2021年の海外旅行者到着数は2019年比70-75%減と予測。
  • アジア、太平洋地域はその多くの目的地がいまだに閉鎖されているため、95%減を予測。
  • 新たなCOVID19の変異種の出現、ワクチン接種の有無が回復を占う。

UNWTOの最新の予測によると2020年も同規模の損失であり、旅行業界は最も打撃を受けた業界と言える。最近の改善にも関わらず、報告書は旅行需要は「バラバラなワクチン接種率、国によって新たに旅行制限を促した新COVID19株の世界中の脅威」によりさらに影響を受けると警告している。オミクロン株により多くの国が到着を制限するか、またはCOVID19旅行規制緩和を遅らせ、ホリデーシーズンの世界の旅行者に広く不安をもたらしている。

原油価格の高騰、世界のサプライチェーンの混乱も影響を与えている。最新のUNWTOのデータによると海外旅行者到着数は2021年、2019年比で70-75%減となりこれは2020年と同様の減少を予測。

警戒を緩めることは出来ない:今年7月から9月にかけての旅行者到着数は2020 年比58%増だったがこれは2019年比64%減。8月、9月の到着数は2019年比63%減となりこれはコロナパンデミックが始まって以来、月としては最も高い結果となった。2021年1月から9月では世界の海外旅行者到着数は2020年比20%減であり、今年最初の6ヶ月間の54%減よりは明らかに改善している。感染率が上がりつつあり、また新規変異種の出現もあり、警戒を緩めることなく、ワクチン接種を公平に進め、旅行方法をアレンジし、移動を楽にするデジタルワクチン証明書を推進し、旅行業界を支援して行く必要がある。

均一でない回復:今年の第3四半期で改善がみられたにもかかわらず、世界の回復のペースはいまだに遅く、不均衡となっている。南ヨーロッパ、地中海ヨーロッパ、カリブ海、北米、中米などの地域は2021年最初の9ヶ月間2020年比で到着数は増加。しかし、アジア、太平洋地域は多くの目的地で必要不可欠でない旅行はいまだに許可されておらず2019年比で95%減。

アフリカ、中東は2019年比で第3四半期はそれぞれ74%、81%減。クロアチア、メキシコ、トルコは7月から9月にかけて大きな回復を見せている。

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