アジアツーリスト動向【USP グローバルレポート】

アジアツーリスト動向【USP グローバルレポート】

イスラム教徒観光客をアジアに引き寄せるハラルツーリズムブーム

Halal tourism boom draws Muslim holidaymakers to Asia

https://asia.nikkei.com/…/Halal-tourism-boom-draws-Muslim-h…

Nikkei Asian Review 2019年8月28日

ジャカルタ在住のブロガー、そしてビジネスマンのSerene Looは2015年にハネムーンで日本を訪れました。彼女と夫は日本が好きになりましたが、ハラル食品でなくてはだめな厳格なイスラム教徒のため食事は限られたものでした。

昨年彼らはまた日本を訪問、レストランによっては「ハラルツーリズム」の可能性を意識している所があり嬉しくなりました。ハラルツーリズムではイスラム教徒用の食品、飲料を提供し、一日5回のお祈りの時間をツアーに組み込み、モスクもしくはお祈りの部屋を訪ねることが出来、さらにシャリアホテル富士山のようなハラルホテルに泊まることができるツアーです。富士山の麓に位置し、アルコールが無く、禁煙のシャリアホテル富士山ではコーランのコピー、お祈り用のラグを宿泊者に貸してくれます。祈りのための洗浄の場所、天井にはイスラム教徒の祈り用にメッカの方向に矢印が示してあります。

Looは自らのブログに「イスラム教徒用に沢山の新しい施設で我々を歓迎してくれて嬉しく思いました。そして驚いた事に、ついに本物の日本のハラルラーメンを食べました。」と書いています。

ハラルツーリズムは新しいわけではありません。10年前はサウジアラビア、UAE,トルコ、モロッコ、エジプト、インドネシア、マレーシアといったイスラム教徒の多くいる国々に旅行するベビーブーマーによって支えられていました。今、ハラルツーリズムは世界で最も急成長を遂げているニッチの旅行です。そしてインスタグラムなどのSMS、AirAsiaなどの低価格エアラインが教育レベルの高い、モバイルハラルツーリストを日本、韓国、シンガポール、タイ、バリなどの旅行先へ行くように誘っています。マスターカード、Crescent Ratingによる直近のグローバルモスレムインデックス(GMTI)によると2018年、140百万人のイスラム教徒が海外を旅行しました。2026年までにはそれが230百万人になり、世界経済にUSD3000億の経済効果があると予想しています。

インドネシアは2019年マレーシアとならびイスラム教徒の訪問が多い国で、ハラルのインフラも充実しています。2018年には280万人のイスラム教徒旅行者を受け入れました。前年比18%増です。

シンガポールではハラル認証カフェが急増しており、他にアジアレストラン、フードコート、露店などイスラム教以外の国民が大半の国のなかでイスラム教徒を積極的に受け入れている国のトップ10にランクされています。

タイがそれに続きます。昨年最初のハラルホテルをオープンしました。バンコクのアルメロスは女性一人の場合は女性スタッフのみのフロアーに宿泊できます。またタイのハラル認証を受けているレストランのリストが掲載されたHalal Checkのコピーを受け取ることができます。または政府が作成したハラル商品、サービスの受けられる無料のアプリのダウンロードも可能です。ハラルツーリズムは最も成長が見込まれる分野で、特にテクノロジーが今後開発される発展途上のアジアには向いています。2018年にはイスラム教徒によるオンラインの旅行購入額はUSD450億に上りました。2026年までにはこれが4倍になると予想されています。

シンガポールのオンライントラベルガイドのHalal Will Travelの創始者は「イスラム教旅行者は特にイスラム教が少ない場所での旅行の際、情報を得るのがいかに難しいかを理解しています。また情報はネット上でもまとまりが無く、散らばっており、信頼おけるものではありません。さらに情報のリソースプラットフォームを見つけることも難しいです。

私達の最初の記事は香港のトップハラルフードのガイドでした。それがヒットし、日本、韓国などの人気の旅行先をカバーするようになりました。今毎月デジタルプラットフォーム上で940万人がアクセスしています。」

日本語概要訳:USPジャパン

https://asia.nikkei.com/…/Halal-tourism-boom-draws-Muslim-h…

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