中国人ツーリスト動向【USP グローバルレポート】
瀬戸内トリエンナーレと地域限定文化イベントの需要
The Setouchi Triennale & The Demand for Site-Specific Cultural Events
https://jingtravel.com/the-setouchi-triennale-the-demand-f…/
Jing Travel 2019年6月12日
今日の中国での旅行体験の流行語は文化的経験です。多くの人々は博物館ツアーが経験すべき文化的活動としており、特に場所を指定した文化イベントは中国人を魅了し、中国のアウトバウンドツーリズムを活発にさせています。
瀬戸内トリエンナーレは3年おきに日本の離島で開催される現代アートフェスティバルです。瀬戸内海地域の高齢化、人口減少の中で地域を活性化させる目的で開催されており前回は2016年に実施され、日本、海外から100万人を越える旅行者がやってきました。内、海外からの訪問者の半分以上は中国からの旅行者でした。
さらに日本は中国人旅行者にとってトップのアウトバウンド旅行先の一つです。Ctripによると中国人が訪問する最も人気の日本の旅行先は東京、大阪、沖縄。そこには瀬戸内トリエンナーレが開かれる離島は含まれていません。
ITBチャイナの報告書によると今後3年で文化的旅行のニーズは30%以上の伸びが予測されています。そして中国のツーリズムは「旅行先での文化、その歴史、習慣を理解する経験へ」の支払いを積極的に行う傾向にあります。ベニスのビエンナーレと違い、瀬戸内トリエンナーレは地域の景色,文化と共鳴するアウトドアの芸術で中国人ツーリストを魅了しています。
昨年の北京での記者発表ではHUBARTとのパートナーシップの下、瀬戸内トリエンナーレは中国の音楽家、アーティストZhu Zheqin、そしてインスタレーションアーティストXian Yangを招待し今年のトリエンナーレを紹介しました。Yicaiの報告書によるとHUBARTは越後妻有大地の芸術祭のパートナーでもあります。今や中国のカルチャーイベントのニーズに応じるためTonglu(杭州) 政府はアートフロントギャラリー、HUBARTと契約を締結し2020に日本のアートフェスティバルの現地版を計画しています。
中国人顧客とのフェスティバルの関わりもオンラインとなりつつあります。
例えば「瀬戸内トリエンナーレ」という言葉を検索すると48以上のサーチ結果が出て、半数以上はユーザーが記録した旅行の詳細、アドバイスとなっています。驚いたことにベニスビエナーレ、ほか海外のフェスティバルについてはほんの少ししか出てきません。他Qyer,Qunar, Ctripなどの旅行サイト、Zhihu, Doubanなどでも同様の結果です。
日本語概要訳:USPジャパン
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