英国ツーリスト動向【USP グローバルレポート】

英国ツーリスト動向【USP グローバルレポート】

2019年英国インバウンドツーリズム予測

2019 inbound tourism forecast

https://www.visitbritain.org/2019-inbound-tourism-forecast

VisitBritain VisitEngland 2019年2月

VisitBritainは毎年インバウンドツーリストの数、消費額を予想しており、最新の予測は2019年2月に発表され、夏に修正される予定です。

Brexitは主要な懸念材料です。予測発表時点で3月29日に予定されている離脱日までどのようになるか未だにはっきりしていません。旅行業界においては大きな混乱がないと予想しています。

2019年の最初の7週間、ヨーロッパからのフライト予約は低調でした。乗り継ぎ等の間接経路で英国に到着する予約は前年に対し大幅に減少しています。また長距離フライト予約は前年並みですが、特に3月29日以降のヨーロッパ地域の予約は大きく減少しています。3月29日の離脱日により旅行への意欲は減少しています。

旅行の大きな障害となるテロリズム、健康被害、自然災害など2019年は大きな問題とならないと予想しています。

£の価値は不安定要素です。£は国民投票前のレベルを大幅に下回り、2019年半ばまで引き続き弱いと予測されます。全体としては£は現在のレートより若干高くなることが予想されます。2019年末までに現在の約1.14ユーロ,1.29ドル程度とみられますが、しかし両替レートは2018年同等と予測されます。£の価値はBrexit、イギリス、アメリカ、ヨーロッパの金融政策、そしてイギリス、EU、アメリカの経済の強さなどの要因で左右されるでしょう。VisitBritainの消費者心理調査によると、ポンド安のおかげで旅行者が訪問し易くなると言えるものの、2016年時点では為替レートが旅行者の旅行決定を左右する要因でしたが、今ではそれ以外の要素により旅行者訪問が左右されています。

世界経済、特に英国の主要市場の経済パフォーマンスは、常に英国訪問数を左右する重要な指標です。2019年の見通しは依然として緩やかな成長を見込んでいますが、世界経済は2017/18年のピーク以来幾分減速しています。ユーロ圏経済は、予想外の弱い成長を伴いながら、2018年後半に厳しい状況を経験しました。米国、特に労働市場に於ける経済の状況は依然として弱いままです。中国経済は、米国との貿易戦争によって悪化し、緩やかに減速し続けています。世界的な成長の「周期的なピーク」が現在、私たちの背後にあり、マイナス面へのリスクがあります。

原油価格は現在、1バレル62ドルで、10月の最高86ドルから、年末には50ドル前後まで下がっています。原油価格の下落は可処分所得にはプラスとなり、また旅行費用自体の削減にも繋がりますが、それ自体が世界的成長への懸念となります。 2019年には、上振れと下振れの両方のリスクがあります。ただし、世界経済が予想以上に減速し、取り決めなしのBrexit可能性を考えるとリスクは大きく下ぶれすることが予想されます。

日本語概要訳:USP ジャパン

https://www.visitbritain.org/2019-inbound-tourism-forecast

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