グローバルレポート|6ヶ月の自粛の末に中国のパッケジツアーが再開

パンデミックは3月以来制御されているが、観光の”現実はまだ厳しい。”

日経アジアレビュー 2020年7月16日

  • 6ヶ月のシャットダウンの後、中国の文化観光省(MCT)はコロナウイルスの感染が抑えられている地域での国内旅行の再開を呼びかけた。これにより1月以来休止していた旅行ビジネスの大きな部分を占めている旅行代理店、ツアー会社が再度国内パッケージツアーを販売できるようになる。同省によるとツーリズム業界は昨年同国のGDPの10分の1以上を占めていた。
  • 中国の保健当局はCovid19が再復活するリスクが中程度、もしくは高いとされた地域は今回の処置からは除外とした。また海外ツアーパッケージもまだ禁止。
  • 新しいガイドラインには消毒、感染防止策など多くの管理規定が守り込まれており、また観光地での観光客の人数は収容人数の半分に制限されている。
  • MCTは今年の1月23日にグループツアー、航空券、ホテルパッケージツアーを停止し、結果国内旅行凍結により旅行代理店40,000社、2,800万人が影響を受けた。これは中国人雇用者の6、8,000万人に相当する。
  • 直近のメーデー、先月のドラゴンボートフェスティバルなどで地方のツーリズムは若干回復したが、中国の旅行代理店にとっては各州間、もしくは海外旅行がコアのビジネスと言える。中国南西部の雲南省にあるグループツアーの卸売業者は「ツーリズム業界は経済状況に大きく影響を受けます。今人々はお金を使うのに非常に慎重になっています。皆、現実はまだ厳しいと理解しています。」と言う。
  • 中国観光研究所は国内観光旅行が第一四半期で56%、年間では15.5%減少し、前年比で932百万回の旅行が減少することになると発表。国内ツーリズムの収入は1兆2,000億元減少すると予測。
  • 航空会社、鉄道、オンライントラベルプラットフォームは販売促進を開始、回復のためフリーチケットなども提示している。中国のCtripはこれを受けて休暇、ホテル、フライトの検索は500%上昇したと発表。昨年ツーリズムは中国GDPに10.94兆元貢献。全体の11%以上となっている。

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