価値創造事業

「洲本って、ええやん」 ―市民のみなさんと観光フォーラムを開きました

   

1月21日、洲本商工会議所(洲本市経済交流センター)で、「みんなでつくる洲本の観光フォーラム」を開催しました(主催:洲本市商工観光課)。会場には、観光のお仕事をしている方だけでなく、普段は観光とあまり関わりのない市民の方も多く、さまざまな立場の方にご来場いただきました。

     

「観光の話」だけど、実は「暮らしの話」

 
   

今回、あえてタイトルに「みんなでつくる」と入れました。

この言葉にしたのは、市民のみなさんがインバウンドによる地域づくりを「自分ごと」として感じられるようにしたかったからです。あわせて、「みんなで」「一緒に」といった一体感が伝わる表現にしたい、という狙いもありました。

観光って、旅館や飲食店だけが頑張るものではないと思うんです。たとえば、道案内をしたり、町で気持ちよく挨拶したり。おすすめを聞かれたときに、ひとこと教えてあげたり。ゴミが落ちていたら拾ってみたり。

そういうふだんの“洲本らしさ”が積み重なるだけでも、まちは少しずつ良くなります。

だからこそ、洲本の観光は「自分のこと」として考えてみたい。そんな思いをタイトルに込めました。

“外の目線”が入ると、見え方が変わる

フォーラムでは、有識者の方々から、訪日ゲストの目線で、地域の魅力がどう映るのか、どんなところに心を動かされるのか、といったお話がありました。そして、パネルディスカッションでは、洲本市長 上崎勝規様にもご登壇いただき、「世界の目で洲本を見ると、思わぬ魅力と課題が見えてくる」というテーマで、率直な意見が交わされました。難しい専門用語に頼らず、「なるほど」がたくさん生まれる時間でした。

     

「洲本って、もっと可能性あるやん」

 
   

ご参加いただいたほとんどの方が「洲本がインバウンド観光地として持つ可能性について理解が深まった」とアンケートにご回答くださいました。「洲本を将来もっといいまちにできそう」と前向きに感じてくださった方がたくさんいらっしゃったことが本当に嬉しかったです。たった一日でまちが変わるわけではありません。でも、「ちょっとやってみようかな」と思えるきっかけが生まれるだけでも、未来は動き始める。そう思っています。

“工事中の石垣”が?

フォーラムを通して改めて感じたのは、洲本には「地元の人ほど気づきにくい魅力」がたくさんあるということです。たとえば、修復中の洲本城の石垣。一見すると「残念」に見えるかもしれません。けれど見方を変えると、歴史と伝統を守り継ぐ現場を見られるのって、実は貴重な体験でもあるんです。外から来た人の目線が入るだけで、いつもの景色が少し違って見える。それは、洲本には宝物がまだたくさんあるということだと思います。

     

「住みやすいまちは、観光客にも心地いい」

 
   

特に心に残った言葉があります。「地元の人が住みやすい、住みたい、居心地がいいと思える場所は、観光客にとっても居心地がいい」。

観光のために“無理して何かを作る”というより、まずは暮らしが心地よくなること。その延長線上に観光がある ―― この考え方は、すごく大事だと感じました。

また、「新しく作るより、今あるものを上手に言葉にして伝えることが大切」という話もありました。
洲本の魅力は、ないんじゃなくて、まだ伝わる形になっていないだけ。そんな気づきでした。

ここから一歩ずつ。

5年後、洲本の皆さんから、「洲本、ええ感じになってきたなー」と言ってもらえるように。

地域のみなさんと一緒に、できることから一歩ずつ。
大きなことじゃなくていい。小さな行動の積み重ねが、まちをつくると思っています。

ご参加いただいた皆さま、登壇者、洲本市役所や関係者の皆さま、本当にありがとうございました!

鈴木誠

 

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