8月1日、USPジャパン和歌山オフィスを新設。同時に4名の現地スタッフが入社しました。和歌山(しかも本州最南端の地)にオフィスを開設した理由は、10周年の勢いでも、受託事業が忙しくなったからでもありません。
当社が挑戦する「新たな地域振興支援スキーム」とは!?
地域振興コンサルティングの課題と挑戦
当社は全国各地の地域振興支援を多数手がけてきました。
単発セミナーは数えきれないほど。1年~数年にわたって戦略から具体策までトータルに支援するケースも少なくありません。
USPジャパンの地域振興「事業実績」
依頼主さまから、当社の支援は高い評価をいただき、地域振興に貢献してきましたが、
・大都市から地方振興に支出されたはずの事業費を、大都市の当社が収入として計上している
・地域での新規事業、新たな価値創造事業の創出が十分でない
との課題を感じていました。
新たな挑戦「支援先現地(今回は和歌山)採用、事務所開設」は、従来の支援を継続しつつ、支援先と一体的に動く現地スタッフをテコとして、人・モノ・カネ・情報の好循環を起こそうというものです。
現地社員が好循環のハブとなる
弊社が得られる事業メリットは多岐にわたります。
- 地域資源に関する情報の量・質の充実
- 人的ネットワークの拡大
- 地域における信用の獲得
- 事業実施スピードのアップ
- 出張経費の削減(家賃負担の増との相殺あり) などなど
地方採用での人件費削減をPRする自治体もありますが、それよりも、
- 優秀な人材の獲得
のメリットが大きいと感じています。(当社採用賃金は首都圏同一。地域での同一職種で頭一つ飛び出します)
一方、地域への直接的寄与もあります。
- 雇用増、賃金支給による経済効果増
- 事業税収入、商工会・観光協会などの会費収入増
- 家賃その他経費による事業消費増 などなど。
さらに、現地スタッフと支援先(地域の住民・事業者)が一緒に活動をすると、人・モノ・カネ・情報の好循環がはじまります。そこに大都市の人・モノ・カネ・情報の流入が促進され、その循環がどんどん大きくなる。そんなスパイラルを想像しています。
地域振興とサスティナブルと価値創造
国の天然記念物で高さ約150m・幅約800mの一枚の巨岩「古座川の一枚岩」。和歌山オフィスから車を走らせたら15分で到着します。奇しくも新ロゴに採用したアースカラーがシンクロするエリアです。
つくる責任とつかう責任、海の豊かさ・山の豊かさを守る、働きがいと経済成長など地域振興とサスティナブルを切り離して戦略を語ることはできなくなっています。
同時に、それを実現するためには、コラボレーションやイノベーションによる大胆で新たな価値創造を欠かすことはできません。
つまり、和歌山オフィスの開設、新従業員の採用は、当社の新たな3つの事業領域すべてを網羅する新しい挑戦です。
さらにさらに、現地スタッフには大きな使命が。
入社面接課題でも出された宿題。
”このまちの魅力を活用して、どのような新事業を立ち上げますか? ”
和歌山オフィスの先の読めない大いなる挑戦にご期待ください!