サステナビリティ事業

今年も「九州レインボープライド」でほっこり

   

11月4日(土)・5日(日)、*LGBTQ +(性的少数者)をはじめとする全ての人が差別や偏見にさらされることなく、自分らしく生きていける社会の実現を目指すイベント「九州レインボープライド2023」が開催されました。USPジャパンは、九州レインボープライド(以下、QRP)の活動理念に共感し、2015年よりPR活動をサポートしています。

     

今年のテーマは「ホップ♪ステップ♪ 一緒に進もう♫」

 
   

掲げたテーマには、大きなジャンプはできないけれど、一歩が小さくともみんなで一緒に進んでいきたい。そして、ジャンプまではいかなくても小さな一歩が大事で、性別、年齢、地域、人種などに関わらず、さまざまな歩幅を持つ人が集まり、同じ時間を楽しむことで温かい気持ちになってもらいたいという想いが込められています。

     

広がるサポートの輪

 
   

USPジャパンは、今年もLGBTQ+サポート団体の皆さまにご使用いただくためのドネーションブースを出展しました。
ブース内では、大分県と、熊本県、山口県からご参加されたサポート団体の皆さまが活動のご案内や、ワークショップ、グッズ販売をされていました。普段はどのような活動をされているのかお聞きしたところ、当事者の方からのご相談に対し、考えを一緒に整理しながらご自身の持つネットワークと照らし合わせ、解決策を導くというサポートを行っている方や、ご自身のセクシュアリティについて誰にも言えず悩んできた当事者の方に、オンラインでも参加することができる当事者の会などをご案内するなど、さまざまな内容でした。

     

ウエディングセレモニー

 
   

今年はより多くの人に同性カップルの実情を知ってもらおうと、会場内でウエディングセレモニーが行われました。
会場は和やかな雰囲気の中、祝福と喜びの涙に包まれていました。セレモニーを終えたお二人からは「たくさんの方にお祝いしていただいて感無量でした。本当にみなさんの前で愛を誓えてよかったなと思います」「私たちの結婚式を見ることによって、勇気を与えたり希望になれたりしていたらいいなと思います」というお話がありました。お二人にとってはとても勇気のいる決断だったことと思いますが、こうした一歩がきっと次の誰かの背中を押してくれるのだと思います。
※今現在、日本では結婚の平等は法律上認められていませんが、福岡市を含む全国328の自治体でも「パートナーシップ制度」の導入が広がっています。

◼️同性婚について取材をしていただきました。
https://news.ntv.co.jp/n/kkt/category/life/kk1dd141c435ba42f19558e5eb3f3c49fb

     

会場では、さまざまなカップルが手をつないだり肩を寄せ合ったり、お子さん連れの家族がキッズエリアや芝生の上でくつろいでいたり、その隣では手話で盛り上がっている人がいたりと、皆がこの時間を楽しんでいるのが伝わってきます。こうした光景を見ていると、QRPが発信する今年のテーマの「さまざまな歩幅を持つ人が集まり、同じ時間を楽しむことで温かい気持ちになってもらいたい」とは、こういうことなのかもしれないと感じます。QRPには毎年ほっこりさせられっぱなしです。

来年10周年を迎えるQRP。USPジャパンはこの活動を応援しています。

◾️イベント当日の様子を取材していただきました
https://www.youtube.com/watch?v=qv7UNcqFJxk

◾︎九州レインボープライド公式サイト
https://9rp.biz/

*LGBTQ+ とは :レズビアン( Lesbian・女性 同性愛者)、ゲイ(Gay・男性 同性愛者)、バイセクシュアル( Bisexual・両性愛者)、トランスジェンダー( Transgender・出生時の性と違う性で生きようとしている方達(性同一性障害)を含む)、クエスチョニング(Questioning・自分の性別がわからない・意図的に決めていない・決まっていない人)の頭文字から作られた頭字語で、セクシュアルマイノリティの総称として世界に流通しています。また +(プラス)という表記は、LGBTQ以外のセクシャリティを表しています。

花田久美

 

関連ブログ記事

TOP