サステナビリティ事業

SDGsの実践 合宿編 品川女子学院インターアクトクラブ

   

品川女子学院インターアクトクラブ(品川中央ローターアクトクラブ合同)の「私たちの考えるSDGsの実践」活動 は、半年間の座学と話し合いを踏まえ、いよいよ体感(教室の外に出て、実社会のなかで課題と向きあう現場を体験)のためのフィールドワークを行うことになりました。

今年は、夏合宿に熱海、秋合宿に青梅で体験を行い、文化祭での発表も含め、今後のプロジェクトの方向性を決める非常に良い機会を得ることができました。

     

熱海 夏合宿

 
熱海の夏合宿の様子
   

熱海は、SDGsの取り組みに力を入れている町であり、土石流の災害復興途上の町でもあります。ブルーカーボンプロジェクトなどを行う未来創造部さんや、まちなか再生事業などを行うmachimoriさんなどにご協力いただき、下記のような数多くの体験を行わせていただきました。

  • ビーチクリーン(海洋プラスティックゴミ拾いとマイクロプラスティック実験)
  • ブルーカーボン学習(藻場の再生場の見学)
  • 未利用資源の活用(熱海の利用魚をさばいて干物にしよう)
  • ビーチアート(自分たちの想いをビーチに描こう)
  • 熱海の街歩き(熱海の街の課題とその解決策を知ろう)

初日に学習・体験した後、今後に向けて自分たちは何ができるか?を話し合い、翌日早朝のビーチアートで、18番目のゴール「みんなの元気を守ろう」を表現することができ、大きな成果となりました。

     

青梅 秋合宿

 
青梅のリバークリーンラフティングの様子
   

青梅では、多摩川のリバークリーンラフティングと酒造工場見学を通した体験学習を行いました。

リバークリーンラフティングとは、ラフティングしながら、川ゴミを拾う活動です。多摩川では定期的に行われるリバークリーンマラソンで、1トンもの川ゴミが拾われるほどで、青梅市は、自然景観保護やゴミ問題を解決するために、Leave No Traceというアメリカ発の自然保護のための行動基準を取り入れる活動をスタートしているそうです。

地域の課題と自然保護のための世界的な取り組みを学び、さらに自分たちで実践してみると、自分たちが拾った川ゴミも結果、相当な量となり、たいへん驚くと同時に、達成感があったようです。

     

今後の活動に向けて

 
ロータリーでの取り組み発表の様子
   

合宿というフィールドワークを通して、彼女たちは、地域の身近な事業者と連携しながら、さらに体感を深め、自分たちに興味のあることを、できることから、形にしていこうとしています。

さらに、文化祭やロータリーの発表を通じ、より一層仲間や外部とつながりが深まっており、SDGsの実践活動としての今後の展開が非常に楽しみとなってきました。

     

このようなフィールドワークを通して、各自の想いが一つに集約されていく過程を見ることは、私たち大人にとっても学びが大きいと感じます。私たちが考えもつかないような発想と行動力で、世の中をtransformしてくれる学生たちに大いに期待しつつ、今後もサポートしていきたいと思います。

 

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