サステナビリティ事業

博多から発信!「九州レインボープライド2022」

   

*LGBTQ+と言われるセクシャル・マイノリティ(性的少数者)を筆頭に、世の中の差別や偏見から子どもたちを守り、子どもたちが前向きに自分らしく生きていく事ができる社会の実現を目指した、九州レインボープライド。2022年は『あいをつなごう!~広がる「わ」の世界~』をテーマに11月6日(日)に開催されました。

     

新型コロナウイルスを乗り越えオフライン開催

 
   

今年で8回目の開催となる本イベントですが、2020年・2021年は新型コロナウイルスの影響により、オンラインでの開催でした。しかし!今年はそれを乗り越え、感染対策を十分に行ったうえでオフライン(リアル)で開催することができました。15,000人が来場され、久しぶりの再会に喜ぶ姿も見られました。加えて、なんとオンラインでも同時開催!感染の不安や参加への心細さなど、様々な理由で会場に行きたくても行けない方々がたくさんいらっしゃったと思いますが、すべての方を取り残さないようとする、まさに「わ」が広がる空間でした。

     

楽しさをみんなで

 
キッズエリアのぬいぐるみたち
   

九州レインボープライドには毎回、年齢や障がいの有無に関係なくすべての方が楽しめるよういろいろなエリアやブースが設けられています。ステージではアーティストや*LGBTQ+をテーマとしたダンスを披露した地元の高校生ダンス部、キッズダンサーなどの出演の他に、制度や当事者の健康をテーマにトークセッションを行い、楽しさも学びもあるものとなりました。ブースエリアでは協賛企業・支援団体の出店や当事者自身が体験などを語る「ヒューマンライブラリー」があり、フードエリアでは地元の飲食店が美味しい料理や飲み物を販売していました。そしてたくさんの方が参加する「パレード」。今年も自身の好きな恰好や思い・願いを込めたメッセージを掲げて、約800名+オンライン362名の総勢1,162名が有意義な時間を過ごしました。

     

あいをつなごう!

 
『あなたのあいは?』
   

お気付きでしょうか?今年のテーマの「あい」もサブタイトルの「わ」もひらがなです。これはあえてひらがなで表記したそうです。「愛」や「相」、「輪」や「和」。日本語にはこの他にもたくさんの同音異義の言葉があります。同じ音でもひとりひとりが願ったり望んだりする言葉・意味は違うかもしれません。しかし、漢字に変換してもなお、お互いに違いを受け入れ合い、尊重し合う心が多様性への大きな一歩なのではないかと感じます。もちろん受け入れるという行為は簡単なものではありません。だからこそ、大きな一歩なのだと思います。「受け入れる」のが難しい方は、まず「受け止める」ことからつなげていけたらと思っています。皆さん、『あなたのあいはなんですか?』

     

このイベントは*LGBTQ+や障がいを持った方など、いろいろなマイノリティと呼ばれる人が多く参加しています。ですが今回改めて思ったことは、どんな格好をしていても、どんな人と一緒にいても、どんな身体でも、誰もが「普通」なんだということです。他のお祭りなどと変わらず、ただ楽しさや幸せを分かち合い、笑顔で過ごせるように。そんな素敵な九州レインボープライド2022でした!

*LGBTQ+ とは :レズビアン( Lesbian・女性 同性愛者)、ゲイ(Gay・男性 同性愛者)、バイセクシュアル( Bisexual・両性愛者)、トランスジェンダー( Transgender・出生時の性と違う性で生きようとしている方達(性同一性障害)を含む)、クエスチョニング(Questioning・自分の性別がわからない・意図的に決めていない・決まっていない人)の頭文字から作られた頭字語で、セクシュアルマイノリティの総称として世界に流通しています。また「+(プラス)」という表記は、LGBTQ以外のセクシャリティを表しています。

USPジャパン

カタオカ カツキ

 

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