サステナビリティ事業

JSTOカレッジで「SDGsセミナー」開催しました!

   

スタッフブログスタートします!USPジャパンの神郡(かみごおり)です。主にサステナビリティ事業を担当しています。どうぞよろしくお願いします。

さて、先日(2022年3月17日)、JSTOカレッジの特別版として、JSTOで初となる「SDGsセミナー」を開催しました。Allbirdsさんとファンケルさんの2事業者さんにお話をお伺いし、私はファシリテーターを務めさせてもらいました。本日は、その内容…ではなく、「Allbirds」さんの店舗を事前リサーチした時の模様をお伝えしたいと思います!

     

Allbirds丸の内店

 
   

Allbirds丸の内店は、昨年(2021年)6月にオープンしたばかり。実は私は、Allbirdsさんについて、サステナビリティの先進事例としてよく取り上げられているので、ブランド自体は知っていましたが、あまたある事例の一つに過ぎず、それほど興味を持っていたわけでもなく、実際にどういう企業なのか、商品なのか全然知りませんでした。実物を見て、実際に接客を受けてみないと、本当に紹介できる好事例なのか?!、疑いの(笑)気持ちで、丸の内店に偵察に行きました。結果は…世間で言う「好事例」をはるかに超える「好ブランド」でした。

     

Allbirdsの販売の秘密

 
   

まず「接客」。店に入るとすぐに、店員さんが一目散に駆け寄ってきます。いろいろ商品説明をしてくれます。環境配慮商品ということは全然訴えません。商品自体の機能がいかにいいか?説明してくれます。基本シューズですが、アパレルも一部販売しているので、コーディネート提案も最後の最後まで積極的です。(結局、ランニングシューズと靴下を買いました)どこの店でもたいがい同じように接客するとは思いますが、一番のポイントは「どこでAllbirdsを知ったんですか?」おそらくここです。ほとんど口コミで売上を伸ばしているブランドと聞いていますが、ここ、徹底して全員に聞いているはずです。

次に「販売」。日常の利用シーンを聞きながら、商品提案をしてくれます。上述のように、シューズ単体の販売ではなく、コーディネート提案もしっかりしていて、商品企画(靴下さえシューズとカラーがばっちり合う、他メーカーにはない機能性の工夫)もよく考えられてるなーと思いますが、私が一番驚いたのは…試着室です!なんと試着室に「サステナビリティレポート」が置いてあるではないですか!えー、試着するお客さんに「サステナビリティレポート」!?聞いたところによると、結構持っていく人が多いとか。オールバーズのファンの方はブランドの環境に意識した取り組みをしっかり理解しようとされているようです。もちろん、店内には「名物の」商品製造の過程で排出されるカーボンフットプリントのイラストが掲示されています。

 
   

最後に、「プロモーション」。これは、何といっても「レシートは渡さない」です。環境配慮対応の施策として取り上げられることが多いとは思いますが、これは完全にプロモーションになりますよね。購入する際に、メアドの入力をします。「登録」だとためらう場面もあると思いますが、購入の際の必要事項として「入力」しないと電子レシートが発行されません。メアドを入力すると、すぐさま電子レシートがメールで届きます。その後、すぐにお礼メールが届きます。そして、商品紹介の案内が定期的に届くようになります。

最後の決め台詞は「靴ひもプレゼント」です。丸の内店オリジナルのカラーは「黄色」です。他のお店では別のカラーです。他のお店のカラーも気になりますよね。

私が選んだシューズは在庫切れだったので、翌日すぐに郵送で届きました。包装紙で包んでいないシューズボックスにそのまま送付状が貼られていました。こちらも事前に知っていたので、本当だ!とは思ったのですが、開けてみてまたびっくり。「商品が気に入らなければ、30日以内の返品はご自由に…」だそうです。私は普段は段ボール箱とか、すぐに潰してさっさと捨ててしまいますが、Allbirdsの箱は捨てられずに、大事に物入れとして使っています。消費者意識まで変える、Allbirds。おそるべしでした。

     

Good productsは、サステナブルだとGreat Productsに
いかがでしたでしょうか。サステナビリティの取り組みがこれだけ有名になっても、実際の購入シーンでは、あからさまには表に出さないAllbirds。以下は、Allbirdsマーケティング責任者、蓑輪さんの言葉です。

「お客さんはサステナブルだからって商品を買うほど甘くないです。Good productsは、サステナブルだとGreat Productsになります。サステナブルな考え方を中心にして、快適性、デザインがそれを補完してます。Allbirdsがお客様から共感を得ているのは、ここにあります。サステナブルが後付けじゃないんです、ど真ん中におくんです。そのブレない妥協しない姿勢が、今の時代、共感を生んでいると思います。」

(参考)
JSTOカレッジの実施レポートはこちら https://jsto.or.jp/news/seminar-report220317/
Allbirdsのサステナビリティの取り組みについてはこちら https://allbirds.jp/pages/sustainable-practices

 

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