2025年開催大阪関西万博の機運醸成イベントの1つとして、9/21(土)串本町潮岬望楼の芝で空飛ぶクルマの実機による実証飛行が和歌山県で初めて行われました。
次世代の空の移動手段「空飛ぶクルマ」が目の前に!
この形からヘリコプターやドローンを想像してしまいますが、比較にならない静かさ。
予め設定されたルートを走行するため、操縦席もありません。
今は串本から南紀白浜までの約60kmの移動に1時間程かかっているところ、この空飛ぶクルマが実現すれば、何と10分で移動が可能に!渋滞も信号もなく、道路も不要、映画の中だけだった世界が現実になった気がします。
いよいよ和歌山初フライト
午前11時にイベントスタート!この日、会場の潮岬につめかけた約600名。
飛立つクルマに一斉にカメラを向けます。
晴天の本州最南端の空に空飛ぶクルマが上昇開始、航空法上の分類は航空機と同じとの事ですが、助走も不要、予想を遥かに下回る音で垂直に上昇していきました。無人飛行と検査員の方が搭乗する有人飛行をそれそれ1回づつ行い、高さ40mまで上昇し300mを飛行後無事に着陸、つめかけた観客と関係者から大きな拍手がおこりました。
串本古座高校 宇宙探求コース・CGS部の皆様によるプレゼンテーションも!
午後は南紀熊野ジオパークセンターに場所を移動し、実証飛行で撮影されたばかりのライブ映像を使いながら空飛ぶクルマの機体についてや、今後の展開の可能性など、近い未来への夢と期待が沢山つまった解説に続き、串本古座高校宇宙探求コースとCGS部の生徒さんによる高校生が考える空飛ぶクルマをはじめとした未来の先端技術が日々の生活にどのように役立つかなど未来予測などをプレゼン。自分たちが子供の頃にアニメや映画で描かれていた「未来」がすぐそこに近づいてきた事を感じさせてくれる1日となりました。
空飛ぶクルマが目の前に現れ、空に舞い上がる瞬間を目の当たりにした瞬間、思わず「おおっ」と声を上げてしまいました。テレビや写真で何度か目にするチャンスはありましたが、本物から受ける感動は比較になりませんでした。
和歌山ではロケットの2号機の打上げが12月の予定と発表されました。こちらも本物が空を上昇していく姿をリアルタイムで見届けたいですね、ここ和歌山県は未来と歴史が融合するワクワクが止まらない場所になっています。ぜひ皆様にも体験していただきたいです。
空飛ぶクルマの実証飛行は9/29(日)利府町(宮城県)グランディ21でも行われました。