USPジャパンで働くメンバー紹介企画、第8弾!和歌山オフィスでご活躍中の、朱蟹あかに(あかがにあかに)さんをご紹介します。朱蟹さんは芸術大学でメディアデザインを学んだ後、2022年に和歌山県串本町にUターンし、USPジャパンに入社しました。豊かな感受性とクリエイティブな視点を持つ朱蟹さんのルーツに迫ります!
蟹が好きすぎて、ビジネスネームに採用!
― 名前の由来について教えてください
シューティングゲームに蟹の敵キャラが出てきたのがきっかけで、蟹に興味を持つようになりました。それで、すさみ町立エビとカニの水族館に行ってみたら、すっかり蟹が好きになりました。蟹って不愛想に見えるけど、エサの時間になると急に活発になったりして、実は可愛いし、見た目も格好良いんですよ。それ以来、蟹が好きすぎて、ビジネスネームにも蟹を使うようにしました。
―入社まではどのように過ごされていましたか
私は小さい頃から絵を描くのが好きだったこともあり、芸術大学でメディアデザインを学びました。カメラや映像、音楽、雑誌など、いろんなソフトを使ってクリエイティブな活動に取り組みましたが、アナログよりもデジタルが好きで、そちらに力を入れていました。周りには創造性あふれる人が多く、自分には創造性がないと悩んだこともあります。でも、観察学や民俗学といった座学が意外と好きで、他人の絵を見て自分なりに解釈するのが楽しかったです。また、動画漫画研究部の活動も楽しかったです。部では、コミケに出店するために漫画冊子を作るのが主な活動でしたが、普段は部員とお菓子を食べたり、好きなことを話したり、絵を描いたり、ゲームをしたりと、自由に楽しく過ごしていました。コロナで部室が使えなくなったときは、辛かったですね。
*1 コミケ:コミックマーケットの略称。コミックマーケット準備会が主催する世界最大の同人誌即売会
地元串本で「イベント企画」の道をスタート!
― USPジャパンに入社したいきさつを教えてください
大学時代にコロナの影響があり、希望していた会社は新規採用を中止してしまいました。そこで、地元の串本町に戻り「イベント企画」という求人の言葉に惹かれて応募しました。面接ではすごく緊張していて、「最後に何かアピールしたいことはありますか?」と聞かれたとき、「エビとカニの水族館をよろしくお願いします」と言ってしまい、「そこは自分をアピールするところだよ」と突っ込まれました笑。それで完全に落ちたと思っていたところ、採用通知が来て驚きました。友人からは「相手も相当変わった社長さんだね」と笑われました笑。2022年8月、ちょうどUSPジャパンが和歌山オフィスを開設したタイミングで、私を含めて4人が採用されました。
入社後、和歌山オフィスのメンバーや社長との顔合わせで、みんな優しくてすぐに打ち解けることができました。USPジャパンは多様性を認める会社で、性別に関係なく働ける自由な雰囲気が気に入っています。また、ビジネスネームも自由につけてよいと言われ、クリエイティブな名前を使ってみたかった私にはピッタリでした。
― 入社後はどのような仕事に携わりましたか
入社後、私は主にイベントのお手伝いをしています。最初に参加したのは和歌山市での宇宙イベントで、串本町のお土産を販売したり、ロケットや宇宙兄弟のフォトスポットを展示したりと、多岐にわたる作業を担当しました。その他にも、紀州材を使ったモニュメント作りではデザインからワークショップのお手伝いまで幅広く関わらせてもらいましたし、古座川の一枚岩に映像を上映する「大地を見上げる映画祭」など、様々なイベントに関わっています。
特に印象深いのは、2024年3月に日本初の民間小型ロケット射場「スペースポート紀伊」にて行われたカイロスロケット初号機の打ち上げイベントです。これまで関わったイベントとは規模が違い、県外からも多くの人が串本に来てくれました。当日は隣接する見学会場で緊張しながらも宇宙服を模擬した衣装を着て楽しく過ごし、会場内の人たちと一体感を感じることができました。
向上心を忘れずに、多様性を認める社会の実現に貢献したい!
― 大切にしている事について教えて下さい
仕事では「毎日学び続けること」を大切にしています。私は調整ごとに苦手意識がありましたが、周りの経験者から学び、向上心を忘れずに取り組んでいます。また、デザインやクリエイティブな部分は自分の強みなので、常に情報をインプットし、アンテナを高くしていくことを心がけています。人との出会いも大切にし、チャンスを逃さないようにしています。
USPジャパンは、社会や地域の課題をビジネスで解決し、社会をデザインすることを目指しています。個人の個性や地域の強みを大切にする会社で、地元が注目されるのはとても嬉しいです。また、どんなセクシュアリティの人でも、楽しく生きられるような、多様性を認める社会の実現にも貢献していきたいと考えており、その一環としてレインボーイベントの活動を支援したいと思っています。
趣味では、コミケに行ったり、ゲームやアニメを楽しんでいます。これらの活動は私の心の支えであり、健康に生きるために大切な時間です。趣味のイベントと仕事が相互に影響し合い、オンもオフも楽しみながら、クリエイティブな作品を作る原動力にしていきたいですね。
【インタビューあとがき】
朱蟹さんは新卒でUSPジャパンに入社し、最若手として活躍しています。繊細で独創的な視点を持つ一方、大胆な発言ができる勢いもあります。インタビューでは、社会人経験がないことからくる悩みも伺いましたが、筆者の視点では、USPジャパンというユニークな環境で、他では得られない経験を積んでいると感じます。これからも、現在の環境でご自身の強みを発揮して輝いて欲しいと思いました!(取材:2024/4)
・「16タイプ性格診断」※の結果は「仲介者」
「仲介者」タイプは、他社に寄り添う「共感力」、「創造性」と「想像力」が豊か、といった強みがあります。職場での、クリエイティブな発想で周囲と違う観点の問題定義をされている姿と重なる部分がありますね♪
※16タイプ性格診断(16Personalities)はNERIS Type Explorer® 社提供の性格診断テストです。客観的な指標として参考に記載させて頂いております。(https://www.16personalities.com/ja)