USPジャパンで働くメンバー紹介企画、第4弾!萩元直樹(はぎもとなおき)さんをご紹介します。萩元さんは2023年にUSPジャパンにジョインしたのち、JSTO(*1)の事業者支援担当部長としても活躍の幅を広げています。そんな萩元さんがUSPジャパンにジョインしたきっかけや、情熱の源泉に迫ります!
*1. JSTO(一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会)(https://jsto.or.jp/)
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が契機に
― これまでの経歴とUSPジャパンで働くことになった経緯を教えて下さい
私は小平市役所で高齢者福祉や公民館の経験を積み、2015~2016年度にかけて出向した東京都オリンピック・パラリンピック準備局にて「東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会(*3)」の担当をしていました。新津や神郡との出会いはその頃で、当時は二人ともJSTOの立場でした。「全国の小売業の多言語対応の統一化を進めるには東京2020大会が絶好の機会」という想いに共感したところから、パートナーとして「多言語対応協議会小売プロジェクトチーム(*4)」を立上げました。小平市役所に戻ってからも、おもてなしセミナーや多言語対応フォーラムなどのイベントで、東京2020大会に向けた協業を続け、小売店や観光地での多言語対応向上、多言語サポートアプリの普及など、東京2020大会におけるレガシーとして認識される大規模な取組に関われたことを今でも嬉しく思っています。
その後も、文部科学省の社会教育士(2020年新設)のプロモーションムービー(*5)での新津との共演など、多文化共生と観光まちづくりを中心とした活動を行うなかで、新津と神郡からの誘いもありUSPジャパンにジョインすることとなりました。
*2. 多言語対応・ICT化推進フォーラム2019公式記録(https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/multilingual/examples/pdf/20022710.pdf)
*3. 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた多言語対応協議会(https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/multilingual/)」
*4. 多言語対応協議会小売プロジェクトチーム(https://welcome.japan-retail.or.jp/)
*5. 社会教育士ムービー(https://youtu.be/Zc_QOpO-q38?si=Amyqkv7NnVcv7cVv)
学生から思い描いたまちづくりの実現へ、行政経験を活かしたい
― これから取り組みたいことについて教えて下さい
私は高校一年生のときにまちづくりに興味を持ち、大学では政治学・行政学を修め、市役所・都庁を通じて市民協働・官民協働事業を行ってきました。特徴的な実績としては、1,800以上のワークショップ等のイベントの運営、43団体の新規立上げ、5,000人以上の住民との活動、数百件のコーディネートなど、アクティブに動いていました。成果として大きなものは、多言語対応の一番の基礎となる「やさしい日本語」と親和性の高い「多言語音声翻訳」を東京2020大会のレガシーとして宣言でき、総務省・厚生労働省主催の会議にて事例発表したことで国の計画に初めて「やさしい日本語」とそれを活用した「多言語音声翻訳」の使い方が載ったことです。
公務員4年目からは、まちづくり全般について講演活動をしてきましたが、多言語対応についても各地からのご依頼を受け続けております。これからは一層、USPジャパン・JSTOとしても、多言語対応の知見を活かしていきたいと強く思っております。私自身が、行政・民間・市民それぞれの立場でまちづくり活動をしてきた長い経験があるので、その中間に立ってサステナブルなまちづくりを進めていきたいです。
それと、写真にもありますとおり、USPジャパンが携わるイベントにも参加していますので、ぜひ、会場でお声掛けいただけたら嬉しいです!
パーパスは「7世代先のまちへより良い未来を贈ろう」
― 大切にしている価値観はどのようなことですか
私自身、「7世代先のまちへより良い未来を贈ろう」をパーパスにサステナブルなまちづくり活動をしています。ネイティブ・アメリカンの教えを聞いたことありますか? 一人一人の行動が未来へつながっているから、どんな小さな事でも、七世代先のことを考えて行動してきたといわれています。私はまちを「先人からの特別な贈り物」として捉え、同時に「今の世代がその大切な預かり物を将来世代へどのようにより良く贈ることができるか?」という永遠の問いを常に心に抱いています。
― 趣味やこれからやっていきたいことはありますか
USPジャパンの掲げる「ユニーク」という視点でいうと、私は現代アートが好きで、私自身アート活動をしてきました。いま趣味を仕事化しているのが、雨の日に現れるアートです。5年間作り続けてきました。雨の日の経済活動と気分の落ち込みは深刻な社会問題ですが、観光サイトでも案内されるのは屋内施設のみ。誰も有効な手立てを見つけられていない中、私は「雨の日でも」を「雨の日だからこそ」に転換するとっておきのアートを広めていき、国内の観光施設や商業施設、その他様々な施設の「雨の日の課題」に一緒に取り組んでいきたいと思います。ちなみに、打ち水の動機としても最高です。
アメリカ発祥のアートを日本国内唯一の公認パートナーとして、これから広めていきます!!
【インタビューあとがき】
今回の取材を通じて、萩元さんのまちづくりに対する想いや、「7世代先のまちへより良い未来を贈る」という価値観をご紹介頂きました。萩元さんにはインタビュー前から思慮深さを感じていましたが、そのルーツを垣間見ることができて嬉しかったです!(取材:2024/5)
・「16タイプ性格診断(※)」の結果は「運動家」
「運動家」タイプの強みとして、コミュニケーション能力、協調性、観察力の高さといった点が挙げられます。萩元さんとは何度もイベント開催で協働しましたが、熱意をもって取り組む中でも周囲への配慮を大切にしてくれる辺りの特徴が出ていますね。
※16タイプ性格診断(16Personalities)はNERIS Type Explorer® 社提供の性格診断テストです。客観的な指標として参考に記載させて頂いております。(https://www.16personalities.com/ja)