インバウンド向けの体験型観光商品開発について学ぶ研修に参加しました。これからの体験商品には、体験を通じて日本の文化性、学習など深い経験を与えることが必要だと実感しました。
座学:インバウンドと体験商品について
インバウンドの最新動向と体験商品の作り方について学びました。インバウンドはこれからの時代、切っても切り離せないテーマですが、動きは数年で大きく変わるため、「今、どの国のゲストが、どんな目的で日本を訪れているのか」を捉え続けることが欠かせないと理解できました。また、インバウンドに対する日本各地の取り組みも、非常に参考になりました。
また、体験価値を高めるには、日本の魅力・本質・文化に光を当て、日本ならではの価値を打ち出すことが不可欠だという点も改めて腹落ちしました。地域にはまだ発掘されていない価値が数多く眠っています。それを掘り起こし言語化し、「そこでしか得られない体験」をつくり上げること。これが重要だと理解できました。
フィールドワーク①谷中銀座
座学の後は、訪日ゲストの視点で「まち」と「資源」を読み解くフィールドワークとして、谷中銀座を歩きました。
谷中銀座には、多くの訪日ゲストが集まっています。日本の古き良き町並みが海外で評価され、人気のスポットになっているのだそうです。人気なのは高級な食事や寿司といった「特別なもの」だけではなく(もちろん人気ですが)、惣菜店や、日本人にとってはごく当たり前の日常に興味を持っており、総菜、雑貨店に入っていく訪日ゲストを見かけました。
谷中銀座は羽田空港からのアクセスも良く、着いたその足でキャリーケースを引いたまま訪れる人の姿もありました。街に一歩出るだけで、たくさんの気づきが眠っていることを実感しました。
フィールドワーク②:日本橋
続いては、同じく訪日ゲストの視点で「まち」と「資源」を読み解く「日本橋老舗めぐり」です。鰹節の専門店や刃物の専門店といった老舗、そして日本橋の街並みを実際に巡りました。
老舗のお店では、歴史や店の思いに触れることで得られる学びの多さを実感しました。店主の言葉に耳を傾けることで、仕事への向き合い方までもが伝わってきます。裏通りを歩き、神社に立ち寄り、由来や背景に触れることも楽しみの一つでした。
店の思いや歴史を知ることで学びが生まれ、そこから楽しさが広がっていく。深く知るからこそ、購入した商品が思い出として心に残る。これからの仕事において強く意識していかなければならない考え方だと感じました。
座学とフィールドワークを通じて、体験商品づくりに欠かせないのは「深さ」であるとあらためて学びました。日本の地域には、まだ言葉になっていない魅力がたくさん眠っています。それを掘り起こし、歴史や文化、人の思いまでしっかりと伝え、そこでしか得られない体験をつくり上げること。この視点を、今後の業務に活かしていきたいと思います。