USPジャパン メンバー紹介！【花田久美】

USPジャパンで働くメンバー紹介企画、第３弾！花田久美（はなだくみ）さんをご紹介します。花田さんはファッション業界のPR会社を経て、2013年よりUSPジャパンの一員として福岡を拠点に活動されています。仕事もプライベートも充実させる花田さんの魅力に迫ります！

― USPジャパンで働くことになった経緯を教えて下さい

前職は、東京でファッションに特化したPR会社に勤め、パリコレクションに携わる夢を叶えました。当時は主に、ブラジルブランドのPRを担当しており、ブラジルブランドの輸入企業の社長を通じて、代表の新津と出会いました。その後、PR会社を辞めて福岡に行くことになった時に新津と再会しました。福岡で何をするか全く決まっていなかったんですが「USPの名刺を持って、福岡でできることをやってみなよ。失うものは何もないでしょう」と背中を押してもらいました。新津は相談するといつも的確な答えを出してくれるので、私にとってはずっとヒーローのような存在ですね。

福岡ではやりたいことがはっきりしていなかったですが、失敗してもしょうがないし、チャレンジしてそこから何か生まれたらいいなって考えて、私が皆さんの力になれることを一生懸命探しました。そこで、プレスリリースで配信することが浮かび、福岡のローカルメディアの方にご挨拶するところから始めて、様々な人にお会いしました。途中、知り合いのショップでアルバイトをしたりしながら、多くの方とコミュニケーションを取ると決めて行動していたこともあり、人との繋がりの中で仕事は生まれていきました。最初はとにかく「できます」と言って仕事を頂き、必死で勉強していましたね 笑

― USPジャパンで印象に残っている出来事を教えて下さい

ある日、九州レインボープライド(*)の代表の方とお会いする機会がありました。当時のUSPジャパンのロゴはカラフルで、名刺交換をした際に名刺のロゴをみた代表は、私がLGBTQ+の当事者なのかと勘違いされたことを覚えています。実際、当時のUSPジャパンのカラフルなロゴには「多様性」と「受容」いう想いが込められており、現在では「Unique & Inclusion 自由と創造の力で、暮らしと社会をしあわせに」とビジョンに明確化されています。九州レインボープライドで実現したい社会像はUSPジャパンのビジョンと一致していることもあり、現在までに約10年間、メディアへの事前告知や取材対応など九州レインボープライドに携わってきました。

(*) レインボープライド：LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントの総称

■九州レインボープライドの記事：

・今年も「九州レインボープライド」でほっこり（https://www.usp.co.jp/blog-sustainability/1071/）

・博多から発信！「九州レインボープライド2022」（https://www.usp.co.jp/blog-sustainability/693/）

・博多の街が虹色に染まる「九州レインボープライド」（https://www.usp.co.jp/blog-sustainability/415/）

また、福岡の地元に愛され、CSR活動にも力を入れている不動産会社とのご縁を頂き、環境保護への意識向上を訴えることを目的としたミス・アースというミスコンテストの福岡開催に携わりました。前職での経験を活かせることや、福岡から世界へ向けて発信することに魅力を感じましたし、なにより一からイベントを作ることにワクワクしましたね。関係者の皆さんの熱量が凄かったので、ミスコンの出場者が世界大会に行くときに、福岡のアンバサダーを担ってもらうような企画を設けて大会を実施しました。多くの方々が携わり、愛着を持ってくださった良いイベントになりました。

― 大切にしている価値観はどのようなことですか

私は、どんな人でも対等に付き合える自分でありたいと思っています。以前は、LGBTQ +当事者の方というと、私の周りでは権威のある方やそういった振る舞いをする人が多かったので、近づき難い印象があったのですが、九州レインボープライドでお会いした方たちは、物腰もやわらかく、幼児期の頃のことなどを色々話してくました。皆さんのお話は、私が体験したことのない感情や気持ちが詰まっていて、とても衝撃を受けました。そして、家族や友人、周りの人の理解がどれだけ大きな勇気になるのか教えてもらいました。九州レインボープライドでは、LGBTQ+当事者の方々だけではなく、Ally（アライ：LGBTQ+など性的マイノリティー当事者のことを理解し、支援のために行動する人、LGBTフレンドリーな人）、障がいを持った方、お年寄りに子どもなど、さまざまな人が一緒に楽しみながらイベントをつくり上げています。こうした交流から感じたことは、私にとって大切な価値観に繋がっています。

― 趣味やこれからやっていきたいことはありますか

キャンプが好きで、もう20年ぐらいやってるんですよ。一昨年ぐらいから、ただ星空の下で美味しいもの食べてるだけだと太るなって思い始めて、登山を始めました。九州だとくじゅう連山があって、山々の途中2～3時間の場所にテントを張って1泊して、さらに山を登るってことをやっています。一番の楽しみは自然の中で美味しいご飯を食べることなので、煮込み料理とかこだわって作ったりしてるんです。やっぱりこれからも、自然と戯れて生きていきたいですね。私は、適度にプライベートで好きなことができていることが幸せと感じます。プライベートが充実すると仕事も楽しくなりますしね。仕事面では難しい事もありますがチャレンジと思って頑張る感じです。今の段階では、何か大きな目標に向かって進んでいる段階ではなく、目の前のことを一生懸命取り組む中から何かが生まれてくると考えています。