全国から商工会議所関係者1,000人以上が参加
愛媛・松山は50万余の人口を有し、開創1200年の「四国遍路」、日本最古の「道後温泉」現存12天守の一つ「松山城」、正岡子規などの俳句、夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台など、多くの歴史・文化資源があります。
今回はこうした地域資源を磨き上げて、観光聖地化する為の手法を学び、アフターコロナの観光振興の在り方を皆で学ぶ「全国商工会議所観光振興大会2022 in えひめ松山」が6月1日~3日に開催されましたのでご紹介いたします。
1日目は分科会からスタート
今回のえひめ松山大会1日目では弊社代表の新津が愛媛県県民文化会館サブホールで行われた分科会「観光まちづくり~地域の活性化とデジタル活用~ 歴史・文化・街とDXが地域振興の復興へ」のコメンテイターとして登壇しました。
ここで新津からはショッピングツーリズムの正しい理解と地域活性化への不可欠な役割について解説をしました。また、弊社がいろいろな事業のお手伝いをしている株式会社まちづくり松山さんが推進している地域通貨プラットフォーム「まちペイ」等のDX化についても話をしました。
プレバト夏井いつきさん基調講演、新津が全体会議ファシリテーター
続いて翌日2日は松山市在住でTV番組プレバトでも活躍中の夏井いつきさんによる基調講演、そして全体会議のメインであるパネルディスカッションのファシリテーターを新津が務めました。
テーマは「ポスト・コロナの観光振興磨き上げと聖地化とは」。
パネリストは早稲田大学大学院商学研究科 池上重輔教授、一社メタ観光推進機構 牧野友衛代表理事、愛媛大学社会共創学部 井口梓副学部長の面々。活発なディスカッションが展開されました。
観光立国にはショッピングツーリズムの概念が必要
新型コロナウィルス感染症の拡大により、世界経済は急激に減速し、特に観光産業は大きな打撃を受けて来ましたが、世界はコロナ禍の克服に向けて動きだしており、我が国も水際対策が緩和され、この10日より「外国人観光客の受け入れ対応に関するガイドライン」骨子も観光庁より公表されました。
コロナ禍、デジタル化は急速に進展し、新たなライフスタイルも定着してくる中、風の時代を感じる若者を中心に旅行者の嗜好も変化してきています。
今回の松山での全国商工会議所観光振興大会は日本商工会議所創立100周年の記念大会として地域の再発見(ルネッサンス)に取り組み、観光の改革(イノベーション)を行い、持続可能な観光を核として地域を再生していく良い機会になったと思います。
最後に少し残念だったことは、当社が設立発起人として参画している一社ジャパンショッピングツーリズム協会が提唱する“ショッピングツーリズム”の認知度が未だ未だ低いこと、そして地域で稼ぐ為に、商業と観光の融合こそが観光立国に必要という概念が薄いことでありました。
いい意味で捉えるとショッピングツーリズムの波及は無限の可能性が有るということを実感しました。
USPジャパン
エグゼクティブプロデューサー 横澤