価値創造事業

奈良・中川政七商店さん「鹿猿狐ビルヂング」を拠点とする街の活性化手法

   

ジャパンショッピングツーリズム協会HP内ジャパンショッピングナウの、日本の良いお店を海外の方々に紹介する記事を担当し、多くの素晴らしい専門店に出会います。奈良市・ならまちにある中川政七商店さんの鹿猿狐ビルヂングは、これからの街の活性化を担う拠点として素晴らしい施設です。

     

中川政七商店さんが考える街作り

 
ならまちの住宅街の既存店舗に隣接し、建てられた2層の施設。
   

中川政七商店さんは奈良の工芸の魅力を伝える為、日本全国にお店を展開し、地元奈良で良い工芸作りをする企業の発掘やそれに伴い商品作り・販売サポート・情報発信をしています。ここまでは街の活性化として幾つかの企業も対応しています。

昨年ならまちの一角に飲食・雑貨(食・ファッション含む)・体験・学びが出来る複合施設「猿鹿狐ビルヂング」をオープンさせました。

ネット主体の時代にあって、自ら複合施設を作り、沈下する街への来街誘導と奈良を良くする覚悟を示し、館内では奈良の工芸の歴史展示で工芸の奥深さを学び、古い蔵で麻の機織り体験でモノ作りの素晴らしさを知り、地元和菓子店とコラボした茶道体験で伝統文化と地元食材の良さを知ります。

     

これからの街作りに必要な事

     

地元企業・人を巻き込み、観光客だけでなく地元の人々にも奈良の魅力の再認識をさせ、人や街の活性化につなげています。街の活性化は形を作るだけでなく、どう地元民や企業が感じ動くかという事が重要な気がします、ここではそれらが上手く方向性を一に動いています。

施設には朝から観光客だけでなく、地元民も来て飲食やコミュニケーションの場になっています。また奈良の工芸品を地産地消だけでなく、工芸の歴史を知り、様々な体験でモノへの愛着や大切にする気持ちが芽生え、それが街を愛する気持ちとなり、SDGsに繋がる仕組みにもなっています。

細かな仕組みと人をからめ、繋がっていく事により街の魅力が益々上がっていき、人も街も活性化されていくと思います。その為の拠点作りは街の活性化の一つになる事を改めて感じる機会となりました。

     

皆さんにこれからお伝えしたい事

 
   

ジャパンショッピングナウの取材と共に素晴らしい専門店に出会い、今回の様な発見と気づきを皆さんにこれからも情報提供出来ればと思います。

ご興味あれば、中川政七商店さんの「鹿猿狐ビルヂング」取材記事をご一読頂ければ幸いです。

奈良の文化を感じ、体験できる!~ 鹿猿狐ビルヂング | Japan Shopping Now

USPジャパン  中村 哲也

 

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