価値創造事業

アート作品展示会の共催を通じて、これからのアートビジネスの可能性を探る!

   

USPジャパンとオルテナティブ・アート・エージェンシー・アサクラが共催で、銀座松屋にてアート作品展示会を開催。

オルテナティブ・アート・エージェンシー・アサクラの朝倉氏は中国で美容師として成功し、今は中国・香港・台湾の中華圏を中心に日本のアーティストの作品紹介を続けるアートプロデューサーです。日本のアーティストが作品発表の場が少なく、国内外に向け日本の新たな魅力コンテンツのアート作品をバックアップしたい朝倉氏の考えにUSPジャパンは共感し、展示会共催し、私もスタッフとして参加しました。

     

アート作品の現況は?

 
4月松屋銀座で開催された14人のアーティストによるアート展の案内状
   

日本のアートマーケットは世界の中で小さく、またアーティストは作品発表の場も少なく、商業的に活躍が難しい環境にあります。唯展示会の中では新たなビジネスの大きな可能性を感じ、その報告と今後の動向に関し思いをお伝えします。

     

展示会来場者から見えてきたこと。

 
展示会の日台同時開催の様子をZOOM中継で繋ぎ、其々の様子を伝えています。
   

一つはアート好きな人が想像以上に多く、中高年よりも、若い20-30代に多い事。またアート作品の価格が1万円から100万円まで幅広いとはいえ、服を買う以上に高価でありながら、アート作品の収集を始めたという若い人の多くの声を聞き、ファン層は若いが今後のビジネスの広がりを強く感じました。

二つ目が若い人が直接会場に足を運んでいる事です。20-30代は物の購入はネットでという中、アート作品は実物を、また作家本人に作品制作の想いを聞きたい為です。その傾向は日本よりも同時開催の台湾の方が強く、会場入場は予約制でしたが、予約が殺到し入場出来ないファンも多くいました。
三つ目が老若関係なく来場者の90%以上が展示会の情報を主催者や作家のSNSで知り、来場している事です。アーティストのファンがSNSで知り来場するのは当然として、アート好きの人が展示会の情報収集をし、画廊を回遊している事です。展示会の情報発信はSNSの方が効果的と実感しました。
他にも銀座の百貨店で一人のアーティストの展示会でなく、多くの若いアーティストが参加する展示会が開催された事の驚きと、展示会再開催の要望の声を多く聞き、多くの若いアーティストを集めたことや展示会場のアクセスの良さも来場の大きなポイントと感じました。

     

アート作品ビジネスは早くスタートする事と良きパートナーで決まり!

     

物が売れない中、今若い世代が何に興味を持ち、何にお金を使おうとし、そして情報発信はどうすれば優位かを知り得たと機会だと思います。日本の若いアーティストを応援したい、モノよりも感動に投資したいという若い世代が日本以上に海外(中国、香港、韓国、台湾等の東アジア)に広がっている事はアートビジネスの大きな可能性を感じます。また展示会場には作品購入目的でなく、ビジネスとしてアーティストとコラボしたいと来場したIT関係者も居て、様々なビジネスの広がりも感じました。

アート作品ビジネスの現況は集客や売り上げ拡大に悩む商業施設・商店街等にとっての一つの解であり、大きくは訪日ゲストに向け新たな日本の魅力作りと、来日動機に繋がる様に思えます。まだアートビジネスは一部でスタートしたばかりです、早くビジネススタートする事と良いパートナーを見つけることをお勧めします。

USPジャパン  中村 哲也

 

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