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2026年の富士登山 安全に楽しむための新しいルールとマナーの完全ガイド

   

いよいよ山開き。富士登山の計画を立て始めている方も多いのではないでしょうか?日本が世界に誇る美しい富士山は、毎年多くの登山者を魅了しています。しかし、その一方で、特定の登山道での著しい混雑や、無理な計画で登る「弾丸登山」、そしてゴミのポイ捨てなどのマナー違反が深刻な問題となっています。そこで、富士山の素晴らしい自然環境を守り、誰もが安全で快適に登山を楽しめるよういくつかのルールが設けられています。今回は、富士山に登る前に絶対に知っておくべき最新ルールと、山を愛するすべての人に守っていただきたいマナーを詳しくご紹介します。

     

2026年富士登山のルールを知ろう

 
CC BY-SA 4.0 撮影者:くろふね https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E6%B2%B3%E5%8F%A3%E6%B9%96%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1.jpg?uselang=ja#%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9
   

富士山ではオーバーツーリズム対策として、安全で快適な登山環境を確保するためのルールが全ルートで導入されています。まず4つの登山ルート(吉田、須走、御殿場、富士宮)すべてにおいて、一人4,000円の入山料(通行料)の支払いが義務付けられます。この資金は、登山道の維持管理や安全対策などに充てられる大切なものです。また、夜間の安全を確保するため、午後2時から翌日の午前3時までの間は、山小屋の宿泊予約がないと入山ができなくなります。これは、十分な休息をとらずに夜通し歩き続ける危険な「弾丸登山」を防ぐための重要な対策です。弾丸登山は高山病や疲労による事故のリスクを高めてしまうため、必ず山小屋で一泊するゆとりある計画を立てましょう。

さらに、ルートごとのルールも設けられています。山梨県側の「吉田ルート」では、1日の登山者数の上限が4,000人に制限されます。これにより、登山道や山頂付近での危険な渋滞が緩和されることが期待されています。一方、静岡県側の3ルート(須走、御殿場、富士宮)では、入山の条件として、富士山の保全や安全登山に関する「ルール・マナーの事前学習」を修了することが義務付けられます。スマートフォンのウェブシステム等を利用して、登山のマナーやルールをしっかり学んでから現地に向かうシステムです。

そして、スケジュール面でも変更があります。例年7月10日に開山していた「須走ルート」ですが、2026年は7月1日に開山予定と変更になっています。登山計画を立てる際は、必ず最新の情報をチェックしてくださいね。事前準備の段階で、富士登山オフィシャルサイトを経由して山梨県・静岡県の各ページにアクセスし、、入山手続きや決済、事前学習を済ませておくことで、当日のスタートがとてもスムーズになります。少し手間に感じるかもしれませんが、すべては私たちが安全に富士登山を楽しむためのものです。しっかりと準備をして出発しましょう。

 

     

命を守るための準備と登山中のマナー

 
富士登山オフィシャルサイトトップページ(サイトURLは下記記事参照)
   

富士山は標高3,776メートルを誇る日本一高い山です。登山口である5合目から山頂までの気温差は非常に大きく、標高が100m上がるごとに約0.6度気温が下がります。なんと真夏でも山頂は0度近くまで冷え込むことがあり、強い風が吹けば体感温度はさらに下がります。そのため、しっかりとした装備があなたの命を守る要となります。履き慣れた底の硬いハイカットの登山靴、上下が分かれたセパレートタイプの雨具、そしてダウンやフリースなどの防寒着は絶対に欠かせない必須アイテムです。また、両手が自由に使えるように荷物は専用のリュックサックに入れ、夜間や早朝の暗い道を歩くためのヘッドライトも必ず持参しましょう。

登山中のマナーとして、まずは「高山病」を防ぐための行動が大切です。5合目に到着したら、すぐに歩き出さずに1時間ほど休憩して体を高度に慣らしましょう(高度順応)。水分をこまめに補給し、ゆっくりとした一定のペースで深呼吸をしながら歩くのがポイントです。登山道では原則として「登り優先」です。すれ違う際はお互いに道を譲り合い、気持ちよく「こんにちは!」と挨拶を交わすのも登山の素晴らしい醍醐味です。また、渋滞しているからといって無理な追い越しをしたり、登山道の端を歩いたりすると、バランスを崩して滑落したり、下を歩く人に落石を当ててしまう危険があるため絶対にやめましょう。

道に迷わないために設置されている誘導ロープですが、これは体を支えるほどの強度はありません。疲れたからといって寄りかかったり引っ張ったりすると、ロープが外れて転落する恐れがあり大変危険です。さらに、山小屋では、深夜からの頂上アタックに向けて休憩や睡眠をとっている登山者がたくさんいます。夜間はもちろん日中であっても山小屋周辺で大声を出して騒いだりするのはNGです。夜間は足元だけにライトを向け、静かに過ごすなど、周囲へのマナーと思いやりを持った行動を心がけましょう。自分の身を守る行動が、結果的に他の登山者の安全を守ることにも繋がります。

     

美しい富士山を未来へ残すために私たちにできること

 
USPジャパンは、国立公園オフィシャルパートナーとして、国立公園の利用と保護の循環のための周知活動に取り組んでいます、
   

富士山はその大部分が「富士箱根伊豆国立公園」や「世界文化遺産」に指定されており、独自の生態系や貴重な自然環境が保たれています。美しい富士山を未来の子供たちへ残すために、私たち一人ひとりの行動が何よりも重要になります。

最も基本的かつ絶対に守るべきルールは、「ゴミは必ずすべて持ち帰る」ことです。富士山にはゴミ箱は一切設置されていません。飲み物のペットボトルや行動食の包み紙など、自分で持ち込んだものは必ず自宅まで持ち帰りましょう。荷物をパッキングする際に、あらかじめ余計な包装を外しておくなどの工夫をしておくと、山でのゴミを減らすことができます。

また、富士山の石(溶岩)や砂、植物を持ち帰ったり、移動させたりすることは法律で固く禁じられています。思い出は写真と心の中だけにとどめておきましょう。もちろん、建物の壁や岩への落書きも絶対にしてはいけません。さらに、デリケートな高山植物を保護するため、指定された登山道を外れて歩くことや、テントの設営、焚き火、ペットの同伴も禁止されています。トイレは必ず決められた場所を使用し、万が一の時のための携帯トイレも持参することをお勧めします(なお、使用後は必ず持ち帰って処理してください)。外来植物の種を山に持ち込まないよう、登山口にあるマットで靴底の泥をしっかり落としてから登り始めるのも大切なマナーです。

近年増えている撮影に関しても注意が必要です。ドローンやパラグライダーの飛行は、複雑な気流により墜落するリスクが高く、他の登山者を巻き込む重大事故を引き起こす可能性があるため禁止されています。混雑した場所での自撮り棒の使用も控えましょう。

富士山における適正利用推進協議会(環境省・山梨県・静岡県が事務局)が運営する富士登山オフィシャルサイトは、多言語対応にリニューアルされ、これらのルール・マナーを分かりやすく解説した「富士登山ルール・マナー動画」も公開されています。事前にしっかりチェックして、万全の態勢で富士登山に臨みましょう!

     

事前の学習や準備をしっかりと行い、ルールとマナーを守って登る富士山からの景色は、きっとあなたの人生にとって忘れられない最高の思い出になるはずです。安全第一で、素晴らしい富士登山の旅を楽しんできてくださいね!

最新の状況は、富士登山オフィシャルサイトで必ずチェックしてくださいね。

 
新津 研一

新津 研一

代表取締役社長 家電量販店で買いもしないのに、最新性能を見てフムフムするのが趣味。 セミナー登壇でご同席した夏井いつきさんに感化されて俳句をはじめようか…躊躇中。

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