地域振興事業

宇宙フェスティバル2024開催!

   

2024年11月30日(土)・12月1日(日)に和歌山県 串本町 宇宙ふれあいホールSora-Miru(串本町役場 旧古座分庁舎)にて、「宇宙フェスティバル2024」が開催されました。
USPジャパンは串本町様と協力し、イベントの企画・運営を担当いたしました。

     

子供から大人まで!SHIBUKIアート&水ロケット体験

 
右上・左上:SHIBUKIアート 右下・左下:水ロケット体験
   

11月30日(土)では、子供から大人まで楽しめるワークショップを開催しました。

  • SHIBUKIアート体験(講師:SHIBUKIさん)
    SHIBKI(シブキ)は、筆などを使わず手先・指で染料(インク)を弾き、飛び散る無数の点を使った表現技法。
    今回は宇宙やロケットをテーマにしたアートを参加者の方々とSHIBUKIさんで作り上げました。
    子供たちが飛ばしたインクは黒い布地の上で星々のように描かれ、その上からSHIBUKIさんがロケットを描き、ロケットを噴出させている炎をまた参加者のインクで彩どり、最後にSHIBUKIさんが仕上げのアートパフォーマンスを行いました。
    完成したアートとみんなで記念撮影!このロケットアートは後日、宇宙ふれあいホールSora-Miruにて展示予定です。

 

  • 水ロケット工作&打上げ体験(講師:宇宙兄さんズ&宇宙少年団)
    宇宙兄さんズ・宇宙少年団のみなさまの教えのもと、ペットボトルを使ったオリジナルロケットの工作と打上げ体験を行いました。ロケットとは何か?を説明した後、工作をスタート。2日間イベントのMCをしてくださった山本瑠香さんも一緒になって子供たちに水ロケットづくりを教えました。
    打上げは串本古座高校旧古座キャンパスで行われました。カウントダウンと共に水ロケットを発射!空気と水の力で勢いよく飛んだロケットは、1番遠くて80mほど飛んだものもありました。
     

事業者様向け!宇宙食の作り方ワークショップ

 
宇宙食ワークショップの様子。宇宙食の展示や試食など行いました。
   

12月1日(日)の午前では、中沢孝先生による「宇宙食の作り方」のワークショップが行われました。
※中沢孝 先生
1980年から2022年:宇宙開発事業団(NASDA)/宇宙航空研究開発機構(JAXA)にて、搭載電子装置、宇宙飛行士の訓練設備、宇宙日本食などの開発などに従事。

ここでは以下の7点

  1. 世界の宇宙食の歴史
  2. 国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙食
  3. 日本の宇宙食の歴史
  4. 宇宙日本食の特徴と認証基準
  5. 宇宙日本食の現状と課題
  6. 災害食とは
  7. 宇宙食と災害食の連携

についてご講演いただき、宇宙食のまとめとして

  • 宇宙食は歴史的には、宇宙専用の特別な食品から地上で日常的に食べている食品に限りなく近づいてきた。
  • 宇宙食に要求される機能・性能は普通の地上用食品の機能・性能に加えて常温での長期保存、そして無重力での対応である。
  • 宇宙日本食は日本人宇宙飛行士が国際宇宙ステーションで長期滞在するのを支援するためにJAXAと日本の食品メーカーの協力で生まれた宇宙食であり、現在31社55品目が認証されている。宇宙日本食専用の容器包装も開発され、用いられている。
  • 宇宙飛行士が晒される環境と被災時の環境に類似点が多く、補いあえる可能性もあることから、宇宙食と災害食の連携の動きが始まっている。

ということをお話しいただきました。
その後、宇宙食の展示や試食が行われました。

     

ロケットシンポジウム〜ロケットがつなぐ串本の未来〜

 
上:上垣内茂樹さんによる基調講演 下:豪華なゲストたちによるパネルディスカッション
   

12月1日(日)の午後はスペースシアターにてロケットシンポジウムが開催されました。

  • 前半-上垣内茂樹さん(公益財団法人 宇宙少年団 理事・JAXA客員・JAXA社友)による基調講演
    「ロケット打上げのまちとは」というテーマのもと、他の町の打上げ射場を例に挙げながらロケット打上げにおける経済効果などご解説されました。

 

  • 後半-パネルディスカッション〜ロケットがつなぐ串本の未来〜
    MC&パネリスト:山本瑠香さん(串本町出身・元AKB48 team8 和歌山県代表)
    パネリスト:上垣内茂樹さん
    パネリスト:黒田有彩さん(宇宙タレント)
    パネリスト:串本古座高等学校生徒4名
    ファシリテーター:新津研一(株式会社USPジャパン 代表取締役社長)

参加者それぞれのご視点から、「串本の未来は?」というテーマでのディスカッションから始まり、高校生からパネリストの方への質問、実際に打上がったロケットを見た時の感動や、今回参加してくださった地域に住む方の想い…など幅広く町やロケットについてお話しいただきました!

     

いよいよカイロスロケット2号機の発射が12月14日(土)と差し迫ってまいりました!今回のイベントから、地域に住む方や宇宙が好きな方、また老若男女幅広く多くの方々がカイロスロケットに大きな期待を寄せていることが伝わってきました。

弊社もロケット打上げに向けて忙しなく動いております!次こそは成功することを祈って、頑張れカイロス!

和歌山オフィス 朱蟹あかに

 

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